ガストの価値を再考、新タグライン「ちょうどいいを、あなたに」策定の背景

「ガストの価値」を再考

今回発表されたタグライン「ちょうどいいを、あなたに」とブランドステートメントは、同社マーケティング本部のマーケットインテリジェンスグループが策定した。

同グループディレクターの後藤真成氏は、新メニューとタグライン制定に至った背景を次のように話す。

「ライフスタイルや経済状況が変化しているなか、外食へ行く意味やガストを選んでいただく意味をつくり、『ファミレスと言えばガスト』と想起していただく必要があると考えました。そして、改めて『ガストの価値』について考えた時に、ガストの強みである幅広いメニュージャンルと利用しやすいちょうどいい価格、誰にでも食べやすいちょうどいい量や品質の良さで、あらゆる方のニーズに応えて、いつでも、どんな時でも、誰とでも楽しく、ワクワクが待っている、身近でちょうどいいレストランでありたいという想いから、『ちょうどいいを、あなたに』という新しいタグラインを策定しました」(後藤氏)。

策定にあたっては2024年10月からプランニングに着手。2カ月の調査期間を経て、1カ月半をかけてロゴやステートメントの作成を行ったという。

「ガストユーザーの定量・定性によるカスタマー分析、NPS分析、2nd partyデータによる分析、競合分析を踏まえて、お客さまから見た現在のガストのイメージの可視化や課題抽出をし、カスタマージャーニーを作成。今後ガストがとるべきポジショニングを検討したうえでブランド戦略を策定しました」(後藤氏)。

調査によると、中でも20~40代の女性から「多くの種類をちょっとずつ食べたい」というニーズがあることがわかった。新メニュー導入とタグラインにより、「全ての人に“ちょうどいい!”使い方ができるレストランがガストであるというイメージを定着していけたら」と話す。

タグライン

ちょうどいいを、あなたに

ブランドステートメント

「お腹すいた」
みんなが同じように口にするこの言葉。でも、
その時、頭に浮かんでいる食事って人によって全然ちがうはず。

大盛りか、ちょっと盛りか。サッパリか、コッテリか。
さっきの自分と今の自分でも求めるものが変わることだってある。

どんな空腹にもちょうどいい食事。
今のあなたにちょうどいい使い方。
そんな沢山の想いにお応えできれば、
さらにお客様にご満足いただけるのではないか。

そう考えたガストは、これからもあたらしい挑戦を続けていきます。

ちょうどいいを、あなたに

ガスト

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