「ガンプラ女子」も増加 45周年で新規獲得と生産強化に注力するバンダイ

ガンプラ45周年CM第一弾「初めてのガンプラ編」

45周年コンセプトの策定にあたり、全国3万人を対象に意識調査を実施した結果、ガンプラファンが感じる最大の魅力は「組み立てる楽しさ」である一方、未経験者にとっては「組み立てが難しそう」というハードルがあることが分かった。45周年を機に、そのイメージを転換して誰でも楽しめるエンターテインメントとしてアピールするプロジェクト「レッツうちらのガンプラ!」を始動した。

その一環で出口と横田をアンバサダーに起用し、新CM「初めてのガンプラ編」 「GQuuuuuuX(ジークアクス)編」を制作。21日に放映開始した「初めてのガンプラ編」では、出口が一人でガンプラを組み立てる様子を描く。3月下旬放映予定の「GQuuuuuuX(ジークアクス)編」では、出口と横田が2人で楽しむ様子を描写する。

海外人気も高まっており、ガンプラを中心としたプラモデル事業の海外売上高比率は約50%に上り、アジアから北米まで様々な地域で受け入れられている。大阪・関西万博の民間パビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」には世界中から人が集まるため、既存ファンやブランド未体験の層にも訴求できると期待する。

国内外で老若男女問わず人気が高まる一方、SNSなどでは売り切れに対する不満の声も見られる。こうした状況に対応するため、生産体制の強化を進めており、静岡市にあるプラモデル生産工場「バンダイホビーセンター」の新工場を1月に竣工。新工場は夏ごろから稼働を開始する予定だ。

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