テレ朝の「メタバース六本木」が羽生結弦とコラボ 約1時間で1万人以上の来場者目指す

「AdverTimes.」ではふだん、マーケティング・コミュニケーションの話題をお届けしていますが、週末向けのコンテンツも拡充していきたいと考えています。仮称「AdverTimes. TIMEOUT」。この記事では、2月24日から始まるテレビ朝日の「光と星のメタバース六本木」×羽生結弦単独アイスショーツアー「Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd “Echoes of Life” TOUR」のコラボレーションについて、紹介します。

テレビ朝日が開発した「光と星のメタバース六本木」では2月24日から、羽生結弦の単独アイスショーツアー「Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd “Echoes of Life” TOUR」とのコラボレーションを実施。

写真 「光と星のメタバース六本木」×「Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd “Echoes of Life” TOUR」のコラボワールドの様子

「光と星のメタバース六本木」×「Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd “Echoes of Life” TOUR」のコラボワールドの様子。

同日からは「メタバース六本木」内のアリーナエリアの床がスケートリンクに様変わりし、「Echoes of Life」の羽生さんの巨大バナー展示など、一緒に写真撮影ができるフォトスポットが登場する。

メタバース内の夜空に浮かぶ「赤い月」

コラボレーション期間中は、メタバース内の夜空に「赤い月」が浮き、アリーナにかかる虹色の橋も赤色の特別仕様に。

さらに羽生さんが「Echoes of Life」で演じるNovaが登場してくるのが「カプセル型オブジェ」であることから、メタバースの特性を生かし、それを疑似体験できる仕組みとして、中に入って写真を撮ることができる「カプセル型オブジェ」も設置した。

写真 羽生さんを疑似体験できる「カプセル型オブジェ」

羽生さんを疑似体験できる「カプセル型オブジェ」。アバターで中に入って写真を撮ることができる。

また「赤い月」は、夜の都市に赤い月が浮かんでいて、本来宇宙にあるはずの月が巨大化して都市の建物を照らしている、という公演中の1シーンから。今回は特別なコラボとして、六本木を赤い月の光で照らしている。

写真 六本木を照らす「赤い月」

六本木を照らす「赤い月」。

「メタバース六本木の虹も赤くなっていて、虹の上に登って赤い月を眺めるのも、また違ったイマーシブ体験になると思います」と話すのは、テレビ朝日 コーポレートデザインセンターの横井勝氏。

羽生さんと2回目のコラボは、より簡単な導線に

2023年12月に開催した「羽生結弦『RE_PRAY』イベント in メタバース六本木」では、のべ約3万5000人が集まった。

「Echoes of Life」の公演は、羽生さんのアイスストーリー第3弾だが、全シリーズにおいて確固たるオリジナルの世界観があり、拡張の観点でもメタバースと相性が良いと同社は考えていたという。

「『Echoes of Life』は全体が哲学になっていて、羽生さん演じる主人公が『自分とは』『生まれるとは』の問いを展開していくのですが、メタバースでは参加者が“自分の分身となるアバター”で参加して、その演目を鑑賞するのも面白いと思いました」(横井氏)。

前回のイベントはSNSでトレンド入りするなど大きな反響があったが、今回はより多様な人に参加してもらえるよう、より簡単な導線を構築。事前の練習期間を設けてオープン期間自体も長くしたり、メタバース内でも多数のフォトスポットを取り入れた。

メタバースイメージ

横井氏は、「イベントをして終わりでなく、その開催前後でも拡張して楽しめる体験設計ができれば!と考えています。そして、参加者さん同士でも操作方法を教え合ったり、自分の好きな事を共有して楽しめたりする、やさしい世界観の企画になると嬉しいです」と語る。

本イベントは、羽生さんのファンやフィギュアスケートに興味のある人はもちろんのこと、これまでバーチャルワールドやメタバースを体験をしたことがない人にも入門編として気軽に参加してもらいたいと話す横井氏。

「言葉を交わさなくても、エモーションという動作だけで、知らない人とコミュニケーションをとることができるのは楽しい体験のひとつだと捉えています」(横井氏)。

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