生成AIに対するマーケターの意識 約6割が求められるスキルの変化を体感

運用型広告の運用代行、検索エンジンマーケティングの研究・教育事業などを展開するキーワードマーケティングは、事業会社のマーケティング部の管理職301名を対象に「生成AIに対するマーケターの意識調査」を実施した。調査期間は2024年12月12日~20日。

生成AI時代のマーケターの役割は?

「生成AIの登場によりマーケターに求められるスキルは変化したと感じるか」という質問では、「大きく変化した」が21.5%、「やや変化した」が46.5%で、約6割が変化を体感している結果となった。

グラフ その他 生成AIに対するマーケターの意識調査

「大きく変化した」「やや変化した」と回答した人を対象に、具体的にどのような変化を感じているか聞いたところ、最多は「データから本質的な課題を見抜く力が重要になった」(69.8%)、次点が「生成AIに的確な指示を出せる力が重要になった」(58.5%)となった。

グラフ その他 生成AIに対するマーケターの意識調査

どのような業務に活用している?

所属企業のマーケティング業務において、AIを積極的に活用しているかという質問に対して、「積極的に活用している」は18.9%、「やや活用している」が32.9%であった。

グラフ その他 生成AIに対するマーケターの意識調査

「積極的に活用している」「やや活用している」と回答した人を対象に業務量はどのように変化したか聞いたところ、「大幅に減った」が4.6%、「やや減った」が42.9%という結果となった。

グラフ その他 生成AIに対するマーケターの意識調査

さらに、生成AIの活用によって業務量が「大幅に減った」「やや減った」と回答した人に生成AIを活用したことで業務量が削減されたもの(複数回答)を聞いたところ、「競合分析レポートの作成」と「顧客データ分析」が60.8%と最も多く、「クリエイティブ制作(草案含む)」が56.8%と続いた。

グラフ その他 生成AIに対するマーケターの意識調査

今後の活用の展望は?

所属企業のマーケティング業務において、AIを積極的に活用しているかという質問に対して、「積極的に活用している」「やや活用している」と回答した人を対象に、自社のマーケティング部門では生成AI導入後、具体的にどのような業務変更を行ったか(複数回答)聞いたところ、最多は「より効率的なデータ分析の仕組みづくり」で52.6%、次点は「定型作業の生成AI活用による自動化」で49.4%、「クリエイティブ制作プロセスの見直し」が34.6%と続く結果となった。

グラフ その他 生成AIに対するマーケターの意識調査

今後3年以内にマーケティング部門で生成AIの活用を特に強化していきたい業務(上位3つまで回答)についての質問では、最多は「顧客データの分析と予測」で47.2%、次点は「市場調査・競合分析」で39.5%、「コンテンツマーケティング(ブログ記事などの作成)」が28.9%と続く結果となった。

グラフ その他 生成AIに対するマーケターの意識調査

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