大谷選手の自然な表情で「自分らしさ」を訴求
インナーウェアやスポーツウェアなど繊維製品を扱うワコールは2月17日から、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手を起用した広告コミュニケーションを展開している。「自分らしさ」に焦点を当てたキャンペーンスローガンを訴求する狙いで、大谷選手の自然な表情を映したキービジュアルや企業CMを公開した。多くの企業が大谷選手を起用する中、同社は「憧れ」の存在でなく、等身大の大谷選手を描くことで、新たな企業姿勢をアピールする。
大谷選手の自然な笑顔でキャンペーンスローガンを表現
2024年にスタートした中長期経営戦略フレーム「VISION2030」に基づき、ワコールは「女性美のワコール」から「自分らしさをエンパワーメントするワコール」へと提供価値の転換を進めている。その一環として、大谷選手を企業ブランドイメージの中核に据え、イメージの転換を図る狙いだ。
新たなキャンペーンスローガン「Empowering. WACOAL」(エンパワーリング ワコール)は「こころとからだの支えがあり、満たされているからこそ自分らしく踏み出せる」という考え方に基づいている。「健康と『自分らしさ』をお客さまの一番近くでサポートしていきたい」という思いも込められており、「自分らしさ」を大切にする時代において「自分らしさをエンパワーメントする」象徴として、大谷選手を起用したという。