ファンダムをどう活性化させる?企業広告の成功事例
また逆に、アイドルや事務所側が広告を通してファンへの感謝を伝えたり、「ファンだけが分かる」仕掛けで話題になる事例も多い。
先述の「PRODUCE 101 JAPAN」から生まれたボーイズグループJO1は、2021年12月、5thシングル発売を記念した47都道府県でのOOHキャンペーン「#FIND_THE_JO1」を実施し大きな話題を呼んだ。
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讀賣テレビ放送では、2023年と2024年に「ベストヒット歌謡祭」のプロモーションとして出演アーティストに向けた「招待状広告」を掲出した。アーティストゆかりの地に予告型の掲出をすることで、その「ゆかりの地」を熟知しているファンが、ひと足先に出演を知ることができるという仕掛けになっている。
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SUPER EIGHTは、同グループの自主レーベルINFINITY RECORDSが中心となり、デビュー20周年を記念した「SUPER EIGHT MIDOUSU-JACK」を企画。2024年7月30日から2025年1月31日までの約半年間、Osaka Metro御堂筋線全20駅にポスターを掲出した。
Osaka Metroによると、掲出期間中は一日乗車券の購入数が増加。ファンから同社への感謝のメールも届いたという。
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日産自動車では、共に横浜生まれという共通点から、2023年よりアーティストのゆずと軽自動車のEV「日産サクラ」がコラボレーションした企画「#ゆずサクラ」を展開。2024年10月からの全国ツアー「YUZU ARENA TOUR 2024-2025 図鑑」に協賛し、ライブ会場近くに、歌詞をアレンジしたご当地メッセージを添えた交通広告を掲出した。
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ポスターだけでなくデジタルサイネージや車体広告まで、多様な形態で展開されるこれらの広告は、ファン同士、あるいは企業とファンダムとの新たなコミュニケーション手段となっている。今後もファンの熱意と媒体の進化が融合し、さらなる価値を生み出すのではないだろうか。
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