広告主がより良いメディアを選ぶことが、民主主義を支え世界を良くする
いくら運用型が便利で効率的と言っても、あなたの知らないうちにおかしなメディアやコンテンツにあなたの貴重な広告が表示されることは多く起きています。ネット社会が極端な方向に走りがちないま、「選ぶ」ことが重要です。広告主がより良いメディアを広告媒体として選ぶことが、民主主義を支え世界を良くするのです。
広告業界と媒体も、広告主がそうしやすい商品を整える必要があります。「手間はかかるしリーチは限定されますが、その代わり良質な読者に広告が届きます。少しお高いですがお勧めします」。
そう胸を張って言える商品を、媒体社と広告会社が一緒になって作るのです。リーチを獲得するならこんなプラットフォームがあります。ただし、こんな怪しい広告が掲載されることもあります。リーチが狭まるとしてもこちらのメディアがお勧めですよ。そんなセールスをしたほうが、実は単価と利益も上がるはずなんです。
フジテレビ問題が起きた時にごっそりCMを引き上げたのは、実に正しい判断でした。であれば、同じ目をネット広告の世界にも向けるべきではないでしょうか。フジテレビのCMをカッコよく引き上げた企業が、ネットではひどい広告表示を許している。それは矛盾です。「通せんぼ広告」を出しているのが立派な企業だと本当にがっかりします。でもいま、それは当たり前のように起こっていますよ。
広告主の皆さん、あなたが出稿するネット広告を今一度見直してください。より良いメディアへの予算配分をすれば、世界と民主主義を支えることにつながります。広告会社と媒体社は、そんな広告主の要請に応えられる広告商品を準備してください。それも民主主義を支えます。広告関係者はいまの世界情勢を憂えるなら、考え直しましょう。あなたの日ごろの仕事の中身を見直すことが、世界をより良くします。これは決して理想論ではないのです。
