娘に「かっこいいパパと思われたい」 P&G、ボディグルーミング市場を開拓

「Gillette(ジレット)」初のボディ用カミソリを発売

P&Gジャパンは、ボディ用カミソリ市場の開拓に乗り出す。男性用シェーブケアブランド「Gillette(ジレット)」から、初のボディ用カミソリ「ジレット フュージョンボディ」を3月29日に発売する。同日から、「BRAUN(ブラウン)」ブランドで展開している電動グルーマー「ブラウン ボディ&フェイス グルーマー」を、全国のドラッグストアでの販売を開始する。

イメージ バナー 「ジレット フュージョンボディ」

日本でも普及しつつある「ボディグルーミング」

海外で一般的な「ボディグルーミング」(顔から下の体毛を整えること)が、日本でも若者を中心に習慣化しつつある。「ボディグルーミング」を行っている10~60代の消費者は全世代の36%で、ムダ毛処理をしている16~22歳の若年層は58%に上る。

アメリカなどでは、売り場の配分が顔用とボディ用で2対1になっているという。一方、日本ではこれまで顔から下の毛を剃る習慣があまりなかったが、近年、男性の美容意識の高まりとともに、若年層を中心に広がりを見せている。若年層の習慣を見て、上の世代も取り入れるケースが増えている。

ジムや温浴施設の利用時など、自身の肌を見せる機会が増えたことが、習慣が広がっている要因の一つとされる。妻や子供に指摘されて気にし始める中高年男性も多く、同社のインタビュー動画において「娘に『かっこいいパパ』と思われたい」と動機を語る人もいた。

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