明治、食品ロス対策で「捨てない」直営店オープン 廃棄の削減率50%超を目指す

本記事は月刊『販促会議』3月号に掲載されている、最新の販促アイデア、テクニックを一挙紹介する連載「Idea&Techniques」の転載記事です。本記事は月刊『販促会議』3月号は宣伝会議デジタルマガジンでもお読みいただけます。
 
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明治は2024年12月7日から、賞味期限が近いものを無駄にしないよう、乳製品を中心に買い求めやすい価格で販売する直営店「明治ザ・ステナイファクトリー」を期間限定でオープンした。場所は、埼玉県の水産物地方卸売市場内。

写真 店舗・商業施設 明治ザ・ステナイファクトリー

「明治ザ・ステナイファクトリー」の展開の様子。

明治グループは2026中期経営計画で、食品事業における製品廃棄量の削減率を2025年度までに2016年度比50%以上にすることを目標に掲げている。その中で、賞味期限は残っているものの出荷期限が切れてしまったヨーグルトなどの商品の廃棄が課題となっていたことから、今回の企画を立案した。

展開期間は4月末まで。店頭に並ぶ商品は日によって異なるため、公式Instagramを立ち上げ、販売商品の情報を発信している。

明治関東支社企画部営業推進一課の宮本勝英氏は、「このお店で買い物をすることで、『一緒に食品ロスに取り組んでいる』という参画意識を感じてもらえれば」と語る。

消費者からは、「明治ザ・ステナイファクトリー」のコンセプトである「まだ食べられる商品を『無駄にしたくない』『捨てない』」という思いに賛同する声が聞かれており、来店動機にもなっているという。

同社は食品の無駄をなくすために、ほかにも需給バランスの安定化、賞味期間の延長や年月表示化などに取り組む。また、出荷期限が切れてしまった商品に関しては、全国のフードバンクや子ども食堂へなどの提供も行っている。

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