これらの取り組みが奏功し、2020年頃から販売が伸び始めたという。当時は新型コロナウイルスの感染拡大によって家庭内でのコーヒー需要が高まっていたことも追い風となった。
好調に推移しているドリップポッドだが、一家に一台の規模でコーヒーマシンが設置されている欧州に比べると、日本のカプセル式コーヒー市場はまだまだ伸びしろがあるとしている。柳原氏は「当たり前のように知られるブランドに成長させたい」と意気込みを語った。
「10周年記念プロジェクト」の第1弾では「10th アニバーサリーカプセルセット」を発売。産地の個性を際立たせた「ローズヒル ブルーマウンテン」「サンタクララ グァテマラ ゲイシャ」の2種類が含まれている。期間限定ポップアップ「DRIP POD LAB」(東京・港)でも体験でき、一口サイズのフード付きで販売する。
第2弾ではドリップポッド向けの新しい焙煎方法である「水素焙煎」に挑戦。第3弾として秋に新製品ラインナップを発表するほか、第4弾として一般消費者向けの体験イベントを実施する予定。以降の企画は今後発表する。
