『エクスペリエンスプロデューサーが書いたイベントの教科書』(中島康博著)発売

『エクスペリエンスプロデューサーが書いたイベントの教科書 「体験」の「カタチ」をつくる超実践的思考法』(中島康博著)を、3月21日に全国の有力書店とオンライン書店で発売します。

著:中島康博(博報堂プロダクツ)
定価:2,200円(本体2,000円+税)
詳細・購入はこちらから

近年、VRなどデジタルツールの普及と共に、リアルとバーチャルを融合させたイベントが増えています。また、役割も従来のようなプロモーションメディアの一つとしての位置付けから、ブランド体験そのものへと変わり、その重要性も増してきています。こうした背景から、イベントの主催者、および企画・制作に携わる人にとって、来場者にどんな体験をしてもらうか。いかにそれを経験として持ち帰ってもらうことができるかが、これまで以上に重視されるようになりました。その中で注目されているのが、「心を動かす」体験をつくりあげる「エクスペリエンスプロデューサー」です。

本書は「体験のカタチをつくるプロ」として、博報堂グループで30年以上にわたり、現場の最前線を走り続ける著者・中島康博が書き下ろした「イベントの教科書」です。

本書で紹介するエクスペリエンスプロデューサーとは、「感動体験(心を動かす体験)」の「総合演出家」であり、「感動体験施策(感動体験を提供する活動)」の「プロジェクトマネージャー」でもあります。この2つの視点を兼ね備えることで、従来のイベントにとどまらない体験や経験、新しい価値を来場者に提供することが可能になるのです。

「エクスペリエンスプロデューサーの仕事は、毎回異なる参加者に、毎回異なる体験を、毎回異なるクライアントやキャスト/スタッフと提供する、非常に不確実性の高い仕事です。しかし、だからこそ、参加者が感動してくれた時の喜びやプロジェクトが成功した時の達成感は格別です」と、中島は著書に記しています。

イベント制作の各プロセスにおいて、エクスペリエンスプロデューサーがどのように考え、どのような技術を使って制作、進行しているのか。本書では、その思考のプロセスと技術を、基礎・応用・実践という3つのパートに分けて紹介。ご自身の仕事内容に合わせて、あるいは知りたいところから読んでいただくことができます。

現在、イベントを企画・運営する現場にいる人はもちろんのこと、イベントの制作プロセスや進め方について知りたい方にも、ぜひ読んでいただきたい1冊です。

著者プロフィール

中島康博(なかじま・やすひろ)

株式会社博報堂プロダクツ イベント・スペースプロモーション事業本部
エグゼグティブ・エクスペリエンスプロデューサー

一橋大学社会学部卒業。1993年に博報堂に入社して以来、一貫してイベント/空間プロデュースの専門セクションに所属。販促イベント・企業催事(式典/発表会等)・展示会(パブリック/プライベート)からショールーム・店舗・商業施設まで、国内/海外・フィジカル/バーチャルを問わず幅広い業務を担当。マーケティング/ブランディング視点によるコンセプトメイクから、空間・演出・制作・運営までを統括する「総合クリエイティブディレクション型」業務を得意とする。2018年からは“イベントプロデューサーによるスポット型業務サービス”「Event-Produce.com」の代表を務め、2022年には構想段階から参画している“イベント用メタバース”「META-MESSE」をリリースするなど幅広く活動している。

目次

はじめに

第1部 基礎編

第1章 エクスペリエンスプロデューサー=総合演出家+プロジェクトマネージャー

「エクスペリエンス」とは何か?/「コンセプト」とは何か?/「ストーリー」とは何か?/「総合演出」とは何か?/「プロジェクトマネジメント」とは何か?

第2部 応用編

第1章 企画段階

1 総合演出の視点
「ストーリー」と「世界観(=時間×空間)」をつくる/「ストーリー」をつくる/「世界観(=時間×空間)」をつくる

2 プロジェクトマネジメントの視点
「会議体」と「全体スケジュール」をつくる/「会議体」をつくる/「全体スケジュール」をつくる

第2章 制作段階

1 総合演出の視点
「構成台本」「運営マニュアル」「実施設計図」をつくる/「構成台本」をつくる/「運営マニュアル」をつくる/「実施設計図」をつくる

2 プロジェクトマネジメントの視点
「情報」と「予算」を管理する/「情報」を管理する/「予算」を管理する

第3章 運営段階

1 総合演出の視点
「運営」とは何か?/事前準備/現場ディレクション

2 プロジェクトマネジメントの視点
計数管理/成果指標

第3部 実践編

第1章 エクスペリエンスプロデューサーの技術

1 オリエンテーション
クライアントを知る/チェックリストをつくる/出席者を観察する

2 企画準備
「写経」をする/ターゲット(=参加予定者)を知る/SWOTを知る

3 ヒアリング
仮説をぶつけてみる/利用者視点を加える

4 企画
アウトラインで考える/重要施策から考える/時間軸(動線順)で整理する

5 プレゼンテーション
準備段階/当日

6 制作
「わかりやすさ」が正義/「約束を守ること」が信頼

7 運営
顔と名前を覚える/自分の目で見る/笑顔を演出する

8 報告会
現場では反省しない/報告会は次回の提案に向けた予告編/成果と効果の検証

おわりに

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