「隠れごはん」の総額は6000億!?食べログ20周年のキーワードは「ごはんいこー!」

カカクコムが運営するレストラン検索・予約サービス「食べログ」は3月24日、サービス開始20周年を記念した「ごはんいこー!」拡大プロジェクトの始動を発表。あわせて、テレビCMの放映および屋外広告の掲出を開始した。

「食べログ」は2005年3月29日に「信頼のできるグルメコミュニティ」をコンセプトとしてスタートした。カカクコムスタッフの調査による約6000店の登録から始まった同サービスは、現在は約87万店が掲載されている。

20周年プロジェクトのキーメッセージは「ごはんいこー!」。カカクコム「食べログ」事業責任者の鴻池拓氏は「外食から生まれる感動や幸せが世界に広まるよう、新たな取り組みを進めていきたい」として、ステートメントに込めた思いを語る。

イメージ 20周年プロジェクトのステートメント。

20周年プロジェクトのステートメント。

このキーメッセージの背景にあるのは、外食に行きたいけど実現できていない、“隠れごはん”の存在だ。

同社が2025年3月11日~12日に実施したインターネットアンケート(20~60代・有職の男女1000名に調査)によると、「ごはんいこー!」と言いながらも実現できていない“隠れごはん”の平均数は一人当たり約2.49回。一人分の平均外食費用と食べログの平均予約人数を基準に算出すると、“隠れごはん”の総額は6385億7840万円にものぼるという。

そこで今回の周年プロジェクトでは、3つの新コンテンツとキャンペーンで人々の「ごはんいこー!」を応援。外食産業の活性化を目指す。

新コンテンツのひとつは、「The Tabelog Award」「百名店」に次ぐ3つ目のアワードとなる「ホットレストラン」。1年間で食べログユーザーが実際に予約した上位1%相当の店をTOKYO・OSAKA・EAST・WESTの4エリアで選出し、「食べログ ホットレストラン」受賞店として発表する。

また3月24日からは、新たに「食べログ レストランセレクション」をリリース。日本全国のレストランから約8000店を厳選し、“ハレの日”にあわせたレストランを提案する。

さらに4月下旬からは、インバウンド向けサービスの拡充を図る。

同サービスでは2024年6月から約3万5千店を対象に英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語に対応した「インバウンド予約(食べログ多言語版)」をスタートさせており、利用者数は6カ月で約11万人増加。来店日直前の予約変更やNo show(無断キャンセル)を防ぐ機能を実装、海外大手サービスと連携するなど、利用者・店舗双方の使いやすさを強化してきた。今後も拡大される訪日客の外食需要に応えるべく、これらのサービスをさらに拡充する予定だとしている。

24日から放映を開始した新テレビCMには、俳優の小芝風花さんを起用した。CMでは仕事終わりに落ち込む後輩、久しぶりに会いたい友人などに勇気を出して「ごはんいこー!」と誘うシーンを、小芝さんが見守り応援する。

イメージ cmカット 食べログ20周年記念CM「ごはんいこー!」篇

食べログ20周年記念CM「ごはんいこー!」篇(30秒)より。

また東京・大阪・愛知・福岡の各地で、SNSでのメッセージのやり取りを表現した屋外広告を31日まで掲出中。

イメージ cmカット 食べログ20周年記念CM「ごはんいこー!」篇

イメージ cmカット 食べログ20周年記念CM「ごはんいこー!」篇

掲出は3月24日から31日まで。

X上では、毎日20名に20日間連続で「食べログ」限定のVポイント5000円分を進呈する“毎日「#ごはんいこー!宣言」”キャンペーンを実施する。

またキャンペーン期間中は芸人のレインボーとタレントの大木美里亜(みりちゃむ)が「応援団」に就任。SNSで「ごはんいこー!宣言」を応援するほか、自身のYouTubeにて、集まったエピソードをコンテンツとして展開する予定だという。

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