NECとコエドブルワリー、AIクラフトビール「人生醸造craft」第2弾開発

日本電気(NEC)とクラフトビールメーカーの協同商事 コエドブルワリーは、NECが提供するAIエージェント(Agentic AI)とビール職人が協働で20~50代の各世代の特徴や価値観を分析し、味や香りなどで表現した4種のクラフトビール「人生醸造craft」を開発した。

コエドブルワリー公式オンラインストアで4月から販売を開始し、6月5日より順次出荷予定。

本商品は、2020年に両社が共同開発したクラフトビール「人生醸造craft」の第2弾となっている。

第1弾では、20~50代に読まれている雑誌記事をAIで分析。約40年間分の『CanCam』『Oggi』『Domani』(小学館)など計8誌のファッション画像と文章を分析対象として「色・香り・味」を数値化。ビール職人が特徴を表現した。

今回の第2弾では、ビール職人がNEC開発の生成AI「cotomi(コトミ)」を活用したAgentic AIにビール職人が、新しいビールのレシピ作成を促すプロンプトを入力するところからスタート。

「cotomi」に蓄積されている現代日本人の各世代が持つ価値観や特徴を用いてペルソナを作成し、Agentic AIが約140万字もの膨大なレシピ情報を自在に照らし合わせることでレシピ案を作成。案に対してチャット画面でビール職人とAIの対話し、協議することでレシピを完成させた。4種のクラフトビールの商品解説文も「cotomi」を用いて作成している。

図 「人生醸造craft」開発プロセス

20~50代の各世代の特徴や価値観を分析してつくられた「人生醸造craft」。

今後、NECはAgentic AIを様々な業種での商品開発業務へ展開。また、コエドブルワリーはクラフトビール製造において、AI技術を用いた多様な商品開発による価値創出を進めていく考えだという。

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