浮世絵風の屋外広告も掲出
森永製菓は3月29~30日に、アイス「チョコモナカジャンボ」のサンプリングを行う。場所は浅草寺(東京・台東)の宝蔵門前で2万5000個を配る。日本国内限定販売である同商品の特長を生かし、インバウンド向けのプロモーションを推進している。会場では浮世絵風の屋外広告も掲出する。
厚さ約3センチの「チョコモナカジャンボ」を2万5000個積み上げた際の高さは約750メートルで、東京タワー2個分の高さ(666メートル)を超える。同イベントのビジュアルで東京タワーとの対比を表現し、SNSでのシェアなどにも期待を寄せる。
東京タワーとの対比を表現したビジュアル
イベントは、昨年3月に放映したチョコモナカジャンボの紹介動画が、日本の魅力を海外に発信する動画などを表彰する「CJPFアワード2025」で【ムービー(動画)部門】優秀賞を受賞したことを記念したもの。動画は、忍者や侍などがチョコモナカジャンボを紹介するという内容で、国際線の旅客機の機内モニターや成田空港の到着ロビーなどで放映した。
【Morinaga】“Choco Monaka Jumbo” A tastiness only found in japan
チョコモナカジャンボは、特長である食感を保つため、製造から5日以内を目安に工場から出荷するなど、繊細な技術と緻密な出荷コントロールを実施している。鮮度にこだわっており、海外には輸出していない。
国内限定である点をインバウンド施策の強みと考え、訪日外国人向けのプロモーションに力を入れている。マーケティング本部 冷菓マーケティング部の中村望氏は「寿司やラーメンのように『日本に行ったら食べたいもの』で思い浮かぶ存在になりたい」と目標を語った。