「パソコン工房」に措置命令 誤解を招く還元表示で有利誤認

消費者庁は3月27日、ユニットコムに対して景品表示法違反に基づく措置命令を行った。同社が販売する「iiyamaPC」と称するパソコンに関して、自社の通販サイト「パソコン工房」で行った表示が有利誤認に該当すると判断された。

スクリーンショット パソコン工房有利誤認

期間限定の還元をうたっていた「パソコン工房」

対象商品は「iiyamaPC」と称するパソコン(「キャンパスPC」や「コラボゲーミングPC」などを除く)。例えば、「決算特別感謝祭 期間限定 10/3(月)10:59迄 今なら対象機種をご購入で 最大10,000円分相当 還元!」などと表示し、特定の期限内に購入した場合に、条件を満たすことで最大1万円分の還元があるかのように示していた。

実際には期限後に購入しても、同様の還元が提供されることが判明した。消費者庁は当該表示を有利誤認に該当すると判断。景表法に違反する旨を一般消費者に周知徹底することなどを命じた。

「パソコン工房」は同社が運営するパソコン販売店。全国66店舗展開しているほか、オンライン販売も実施している。

同社は1990年9月28日に設立。資本金は9800万円。社員数はユニットコムグループ合計で818人(2024年3月末)。パソコンや周辺機器の販売、サポート、修理などを手掛ける。2024年3月期の売上高はグループ合計で約458億円。

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