性格で選ぶポテトチップス カルビー、インフルエンサーと共同開発

「内向型」と「外向型」の性格向けに開発

カルビーは、性格とフレーバーを結びつけた新しいポテトチップスを開発した。「ポテトチップス 内向型トリュフ塩味」「ポテトチップス 外向型唐揚げマヨ味」の2商品で、それぞれの性格に合わせたパッケージデザインと味が特長。若年層をターゲットに、TikTokerやYouTuber など11人のインフルエンサーと共同開発し、「共感性」を重視し、コミュニケーションのきっかけとなるような商品を目指した。

パース・イメージ 商品・製品 「ポテトチップス 内向型トリュフ塩味」「ポテトチップス 外向型唐揚げマヨ味」

「ポテトチップス 内向型トリュフ塩味」「ポテトチップス 外向型唐揚げマヨ味」。オープン価格で、想定価格は200円前後(税込)

マーケティング本部の土田千晴氏は「コンビニには多くの若年層が訪れているが、来店者数に対してポテトチップスを購入する人の割合が少ない」と課題を指摘。そこで、若年層の購入のきっかけを増やすために、若者に人気のインフルエンサーとコラボした。商品開発には「吉田いをん(いよ)」「たくみ(妖精アーロン)」「世古乙羽」などが参加。TikTokerやYouTuberのほか、アイドル、モデル、俳優など様々な分野で活躍しているインフルエンサーが集まった。

カルビー本社で、約半年にわたり計4回のワークショップを実施し、商品コンセプト、味、パッケージ、プロモーション方法などが決定された。ワークショップ形式を選んだのは、カルビー側に気を遣って意見が出しにくい状況が発生しないよう、参加者が楽しみながらアイデアを出せるようにする狙いがあった。

商品コンセプトを決める際には、「身の回りの流行している事柄」と「ポテトチップスが食べられるシーン」の2点を分析した。その際に、性格診断が流行していたことが話題に上がり、その流行のポイントは、共感性の高さや友人とのコミュニケーションのきっかけになる点だと考察された。

ポテトチップスを食べるシーンは、複数人が集まるパーティーのような場だけでなく、勉強や趣味など一人の時間にも見られる。そこで、性格診断から考察した流行のポイントと喫食シーンを組み合わせ、「共感性」と「コミュニケーションのきっかけ」を重視した商品を開発した。

次のページ
1 2
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ