移動中や打ち合わせ中、「頭で踊る」プレイリスト―岩崎亜矢(サン・アド)

クリエイターの皆さんに独自のお題を設定してもらいプレイリストをつくってもらうシリーズ企画。プレイリストはSpotifyでも公開中です。

「いつだって、歌いたいし、踊りたい」

身体的に踊れない時、いつも頭では踊っています。

先日、9 歳の甥っ子が、「授業中に“ブリンバンバンボン”を歌ったり踊りたくなったりした時は、こっそりこの動きをする」と座位状態での小刻みの振動を見せてくれました(それはそれで先生に怒られると思うけど)。気持ちはとてもよくわかる。勉強や仕事といったやるべきことってそりゃ時に退屈で、いくつになったって、誰だって、いつだって、歌いたいし、踊りたい。

「なるほど。そういう時は、頭で踊ればいいんだよ」と甥っ子に言ってみたところ、“なんじゃそら?”という顔をされたので、「大人になるとそのやり方をだんだん覚えるようになるのじゃ……」と伝えました。

そんなわけで、移動中、打ち合わせ中、コピーを行きつ戻りつしている最中、私の頭が踊るプレイリストをつくってみました。

小学生時代の輝くアニメの主題歌たちとバングルス。10 代からのオルタナティブロックとヒップホップ。その後、ひたすら四方八方に飛びまくる音楽との接し方なので、なんというか節操がないリストが生まれましたが、「踊る」に節操という持ち物は特に必要ないとも思うし、ね。

ちなみに、8曲目のウィリアム・シャトナーは、もちろんあの『スタートレック』の「カーク船長」のシャトナーさん。しかも、PULP のカバーという(カバー?)。これくらい自由に生きていたいものだし、今までの自分や周りの当たり前に凝り固まらずにいられれば、多分、仕事ってずっとできるんじゃないかな、なんて思ったり。そんなことを教えてくれるのも、やはり音楽なのです(あと、周りのover70 のパイセンたち)。

プレイリストに入れられなかったけど、先日見たNew Order のライブも、本当にいろんな感情をもらいました。

音楽、いつもありがとう。

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岩崎亜矢(いわさき・あや)

主な仕事にGINZA SIX ネーミング、サントリー新成人&新社会人・三谷幸喜さんシリーズ、サントリーモデレーション「お酒は、なによりも適量です」シリーズ、サーモス「次の心地よいをつくる」、村田製作所「この奥さんは、介護ロボットかもしれません」、ハンバートハンバートのコピーとクリエイティブディレクションなど。そのほか、『心ゆさぶる広告コピー』『僕はウォーホル』『僕はダリ』(書籍)や『タカナシくんとフライパンの三田さん』(脚本)など。DJ 名は町田町子。

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