4月1日(火)発売!
月刊『ブレーン』2025年5月号
特集「『欲しい』をつくる ネーミングと行動デザイン」
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商品のコモディティ化が進み、SNS などネット上を中心とした購買行動が定着している現在。プロダクトの「顔」となる商品のネーミングは、店頭のみが購買起点となっていた時代とは役割が大きく異なっている。生活者に愛されるキャッチーさを内包することはもとより、その先の「欲しい」「買いたい」といった態度変容を喚起する“行動のデザイン” が求められているともいえるだろう。さらには多くの人が当たり前だと思っていた従来の慣習などを変えるようなコミュニケーション設計においても、そのネーミングが起点となることが多い。今回は話題の商品やプロジェクトを例に、クリエイターの視点から人を動かすネーミング、行動デザインを探る。
特集のトピックス
「ネーミングとは自己紹介だ」
PB から考えるネーミングの在り方/岡本欣也
世の中に商品があふれ、その機能性での差別化がなかなか難しいともいえる現在。ネーミングとはどうあるべきなのだろうか。2020年11月に発足したウエルシアのプライベートブランド「からだWelcia・くらしWelcia」にて、300以上(2024年12月時点)のネーミングを手がけるコピーライターの岡本欣也さんに話を聞いた。
「健康」より「体験」重視で差別化 乳製品のデザイン
古谷乳業「ミルクの束縛」「物語のあるヨーグルト」
千葉市に本社を置く古谷乳業が一風変わったネーミングやパッケージの商品を発売している。その名も「ミルクの束縛」「ぐうたら蜜バチ」など。昨今「健康」訴求が売れ筋の乳製品カテゴリにおいて新たな存在感を放っている。
店頭で衝動を駆り立てる
違和感のある商品名
丸亀製麺「丸亀シェイクうどん」「丸亀うどーなつ」「丸亀うどん弁当」
最近、丸亀製麺が展開する新商品のネーミングには、どこか引っかかりがある。売上も好調とのことだが、その理由はどこに? 「丸亀シェイクうどん」「丸亀うどーなつ」「丸亀うどん弁当」といった商品の“名付け親”のひとりである同社の南雲克明さんに話を聞いた。
ヒントは懐メロに?
ヒット商品を生むコスメブランドの自由なネーミング
かならぼ「Fujiko」「b idol」
ユニークなコンセプトとネーミングでヒット商品を続々と生み出しているコスメブランドがある。かならぼが展開する「Fujiko」だ。どのように開発をし、ネーミングを考えているのか、代表の和田佳奈さんに話を聞いた。
コピーライターが選ぶ「すごい」ネーミング
小藥 元
コピーライターがうらやむほどの「すごい」ネーミングとは? 大ヒット商品「まるでこたつソックス」(岡本)や、「ジェリコ」(コメダ珈琲店)、「THREEPPY」(大創産業)など、市場をつくるネーミングを手がけてきたコピーライターの小藥元さんが解説する。
正義か悪か?の線引きは曖昧に
“寛容” な表現で関与度を高める
マイナビ/マイナビバイト「座ってイイッスPROJECT」
アルバイト中の“ 立ちっぱなし” を解決すべく、2024年3月に始まった「座ってイイッスPROJECT」。開始から1 年ほどで約250社が参画し、社会を変える小さな動きが広がりつつある。
「いい人すぎるよ展」に「友達がやってるカフェ」
今を捉えて広げる“ 語感”
明円 卓
「いい人すぎるよ展」に「友達がやってるカフェ」―― 明円卓さんが率いるkakeru が生み出すコンテンツの数々は、広告の域を軽やかに超えて、世の中に一人歩きして広がっていく。こうした企画の名称は、どのように生まれているのだろうか。明円さんに聞くと、そのヒントは「語感」にあるという。
札幌が発祥「シメパフェ」
仕掛け人に聞く人が動く店名の理由
小林仁志(アリカデザイン)
日本最大の食料品産業の規模を背景に、「食の宝庫」と呼ばれる北海道。その県庁所在地であり、あまたの飲食店が立ち並ぶ札幌で人気店を生むのは至難の業だ。そんななかで行列店をプロデュースしているのはアリカデザインの小林仁志さん。「シメパフェ」の仕掛け人でもある小林さんに、人を動かす飲食店のネーミングについて聞く。
ネーミング集団が考える「ずるい」ネーミング
β naming club
2024年9月に発足した、倉成英俊さん率いるネーミング専門のチーム「β naming club」。日々多様なネーミングの“収集”もしている彼らに、なかでも「ずるい」と思うほどのネーミング4本を挙げてもらった。
4月1日(火)発売!
月刊『ブレーン』2025年5月号
特集「『欲しい』をつくる ネーミングと行動デザイン」
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