兵庫県姫路市のレジャー施設「姫路セントラルパーク」が3月30日、2025年春の新CM「グローバル視点」編の放映を本格的に開始した。
姫路セントラルパークは、ジャパンパーク&リゾートが運営するサファリパーク形式の動物園と遊園地・プールを併設した施設。2019年には「大阪から55分なのに3時間かかると思われている日本一心の距離が遠いサファリパーク」という広告を展開し、大きな話題を呼んだ。
その結果、100以上のメディアに取り上げられ、年間来園者数が急増。しかし2020年3月以降は新型コロナウイルスの影響で休園を余儀なくされ、広告展開も一次中断していた。
「遠い」という誤解を再度払拭したい
2022年4月には『日本一過小評価されているサファリパーク』としてCMを出稿した。しかしジャパンパーク&リゾートの広報担当でクリエイティブスーパーバイザーを務める幸崎誠氏によると依然として「姫センは遠い」という認識が根強く残っていることが分かったという。
遠いと誤解されたままでは「お出かけ」候補に入れない、集客ができない。そこで今回6年ぶりに「大阪からクルマで55分の距離の近さ」を訴求するCMを制作することになった。
グローバルに見れば姫路はほぼ大阪
CMのクリエイティブディレクターを務めた河西智彦氏は「2019年の『日本一心の距離が遠いサファリパーク』とは別の方法で大阪から近いことを伝えたいと思い、100案以上のアイデアを考えた」と明かす。
そこで採用されたのが、「グローバルな視点から大阪と姫路の距離を見て『近いんや』と認識してもらう」というアイデアだ。
「グローバル視点」編 大阪バージョンより。岡山バージョンでは、「姫路はほぼ岡山」と、岡山ICから約70分であることを訴求している。