クリエイティブとストラテジーで世界が嫉妬する企業を創り出す「Deloitte Digital」

デロイト トーマツ コンサルティングでは2012年、グローバルでマーケティング・セールスのコンサルティングを行うブランド「Deloitte Digital(デロイトデジタル)」を立ち上げた。このブランドにはエージェンシー領域も含まれる。日本法人にも約40人のクリエイティブが所属。クリエイティブとストラテジーが一体となり、多数のプロジェクトを手がけている。

(前列左から)スペシャリストシニア 桑野敬伍さん、コンサルタント 澤村理企さん、執行役員 Customer部門 Leader/Deloitte Digital Japan Leader 熊見成浩さん、シニア・アートディレクター エルボ アームストロング マキシミリアーノさん、シニアコンサルタント 御幸怜さん。(後列左から)シニア・アートディレクター 大嶋暁子さん、マネジャー 小坂恭平さん、シニア・アートディレクター 小林令佳さん、エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター 八代圭さん、クリエイティブ・ディレクター 余若帆さん、コンサルタント 鈴木れんさん。

約40人のクリエイティブが活躍

世界的にコンサルティングファームとエージェンシーの境界がなくなりつつある中、デロイトデジタルは広告エージェンシーの世界ランキングで5位(2024年、AdAge調べ)となる売上規模に成長している。

日本法人でもクリエイティブ機能の強化が進み、エージェンシー出身のクリエイティブ・ディレクターやデザイナーなど約40人が活躍する。社内で各産業を知り尽くしたコンサルタントと連携しながら、日本企業のグローバル展開の際のブランドコミュニケーションを多数手がけてきた。「グローバル向けのリブランディングなど、海外でのブランドイメージを一段上げたいという相談が多く寄せられます。事業課題の解決やビジネス・経営戦略策定からブランドの課題抽出、戦略立案からコンセプト、クリエイティブ制作まで一貫して関わることができるのはコンサルティング会社ならでは。毎日、異なるブランドストーリーを生み出せる面白さがあります」と語るのは、クリエイティブ・ディレクターの余若帆さん。

マネジャーの小坂恭平さんによれば、プロジェクトの早い段階でクリエイティブとディスカッションを交わすことが多い。「ブランドの価値をさらに高めるための議論ができ、メッセージを洗練させることにも繋がります。ストラテジー視点だとブランドのペインポイントや受け手のジャーニーとして繋がるかといった視点を重視しがちですが、発想力豊かに感性の部分からアイデアを出してもらっています」(小坂さん)。

環境メッセージの策定などに併走

2023年にはセイコーエプソンの環境メッセージ「Engineering Precision. Innovating Sustainability.」の策定を担当した。「こころの豊かさ」の追求がサステナビリティの本質と捉え、そのためにこれからも自然環境との調和に尽力すると宣言している。「世の中が企業に対してより多くの環境への対策や社会的責任を求める中、環境へのコミットメントを明確に伝える手助けをしたいと考え、戦略からクリエイティブの提案まで伴走しました」(余さん)。

セイコーエプソン 環境メッセージ。

多くの企業で、環境やサステナビリティにまつわる発信は画一的になりがちだ。とはいえ実態が伴わない発信をすると、環境活動家やNGOから批判されることもある。そこで独自のブランド資産や環境への取り組みなどを調査。本社のある長野県諏訪市を象徴する諏訪湖など、繋がりの深い風景を環境メッセージのキービジュアルに用いている。綿密な調査に基づき、統一感のあるメッセージやビジュアルを提案した。

さらに2024年には「Our Actions」として、セイコーエプソンが取り組んできた環境活動をまとめた映像を制作。これらの過程で海外支社との交渉やブランドイメージ統一のための調整も担う。本社の狙いをグローバルで浸透させ、ブランド全体の方向性を定めるところまでコミットしている。

顧客接点のイメージ統一を提案

最近では製薬関連企業からの相談も多い。参天製薬のコーポレートブランディングもその一例だ。2021年に企業サイトのリニューアルの相談を受けたことを機に、コーポレートブランドガイドラインの策定支援やブランドムービーの制作なども手がけている。「企業ブランディングとは、単にスタイリッシュなデザインを提供することだけではありません。従業員を含む全てのステークホルダーがブランドを理解し、ブランドに対してポジティブな連想を持たせることが目的です。外部のステークホルダーにとっては、それは信頼性やプロフェッショナリズム、高品質などを意味し、従業員にとっては、インスピレーションや会社に対する誇り、帰属意識を意味します」(余さん)。

参天製薬 コーポレートブランディング。

  • FC今治 Beyond Football。

  • 島根県海士町 ブランディングショートムービー「風のよりみち」。

国内外の投資家やビジネスパートナーから見たイメージも重要となるため、各生産拠点の空間プロデュースにも取り組む。奈良の研究所や滋賀・石川の工場なども含め、顧客接点のイメージを統一した。「いくらコーポレートイメージを築いても、具現化するクリエイティブが統一されていなければブランドアセットになりません」と小坂さん。社員がグローバルで作成する企画書など提案資料のフォーマットも統一した。

このほか日本政府観光局のグローバル発信を担うなど、公的な仕事も増えつつある。その中でデロイトデジタルが掲げているのは、「世界が嫉妬する企業を日本から創る」というパーパスだ。

「日本の企業は製品・サービスの品質の高さなどが評価される一方で、グローバル向けの発信やクリエイティブは控えめ、というイメージを持たれています」と余さんは指摘する。選ばれるブランドになるには、より研ぎ澄まされたメッセージが必要だと感じる場面も多い。だからこそクリエイティブの提案が必要だと考える。「クリエイティブとストラテジーの力で、日本企業の独自の価値をアピールしていきたい。この想いに共感し、一緒に取り組む仲間も増やしていきたいですね」(小坂さん)。

お問い合せ

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
Deloitte Digital(デロイト デジタル)

URL:https://www.deloittedigital.com/jp/ja/about

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