同社はイートインにも注力しており、コンビニとファストフード店を組み合わせた業態「コンボストア」を展開している。1980年にオープンした大倉山店(横浜市)からイートインを設置しており、2023年には品ぞろえの強化やオンラインとの連動を取り入れた「Newコンボストアモデル」として、「ミニストップ神田錦町1丁目店」(東京・千代田)をオープンした。
ファミリーマートではイートインを縮小し、売り場へ転換する動きが見られる。一方、ミニストップでは、店舗によっては面積などの問題で縮小する場合もあるものの、引き続きイートインに注力する方針だ。
ミニストップの藤本明裕社長は「我々は郊外の店舗が強いので、イートインには利用価値がある」と述べ、今後もカフェのように活用してもらうことで、ソフトクリームの喫食シーンを増やしたい考えを示している。
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ソフトクリームの訴求策として、ソフトクリーム専門店「MINISOF(ミニソフ)」も重視している。ミニソフは2020年に1号店がオープンし、通常の店舗とは異なるラインアップを提供してきた。当初は100店の展開を目指し、一時期は30店近くまで増加したが採算が取れず、現在は7店に縮小している。現在はオペレーションやメニューの改善、認知度の向上により採算が合うようになったため、再び店舗数拡大を目指しており、今年度は10店のオープンを目指している。
