カルビーは4月1日に「2025年カルビー株式会社入社式 兼『朝食白書』記者発表」を実施した。
『朝食白書』とは、同社が「朝食欠食をなくしたい」という想いから、15~89歳の男女1万304人を対象に朝食への行動や意識を調査した結果をまとめたものであり、特設サイト「100年朝食プロジェクトサイト」にて公開されている。
『朝食白書』によると、朝食を「ほとんど毎日食べる人」と「欠食ありの人」の割合を見ると、ほぼ毎日朝食を食べる人の割合は10代と比較して20代は10ポイント以上ダウン。20代がもっとも欠食率が高い結果となっている。
また、ライフコース別で見ると独身一人暮らしの現役世代(~59歳)で欠食率がもっとも高く、さらに学生についても一人暮らしの欠食率の高さが際立つ結果となった。
この結果に見られている、欠食率が高いとされる「20代」そして「独身一人暮らしの現役世代(~59歳)」は、この春から社会人となる新入社員にも多く当てはまる属性と言える。
「入社式 兼『朝食白書』記者発表」では、カルビー 代表取締役社長の江原信氏が朝食の重要性を語り、同社のシリアルブランド「フルグラ」の新たなブランドスローガンとして「朝ごはん たべた?」を掲げることを発表した。
「フルグラ」のブランドスローガンとステートメント。
カルビー 代表取締役社長 江原信氏。
「特に若い世代の方に、この朝食を食べる習慣というのをしっかり続けていただきたいと思います。1日の始まりを整えて、人生を豊かにする朝食を、ぜひ皆さんの習慣にしてください。そして『朝ごはん たべた?』という優しい問いかけを、日本中、そして世界中に広めていっていただきたいと思います」と江原氏は新入社員に向けて発信。
さらに、同社の新入社員に「フルグラ」5種セットが入った「目覚める仕送りセット」をプレゼントするほか、「フルグラ」を離れて暮らす人への仕送りとして贈り、新生活の朝食習慣をサポートする取り組み「目覚める仕送りプレゼントキャンペーン」を、SNSを通して実施することを発表した。
また、「フルグラ」ブランドのキャラクターである「グーグーとラララ」をカルビーのCBO(Chief Breakfast Officer:朝食最高責任者)に任命するという辞令通達も実施。これは4月1日のエイプリルフールにちなんだ演出であり実際にCBOに就任することはないが、朝食を通して人々の健康を支えたいという同社の考えを発信するユニークな企画となった。

CBO(Chief Breakfast Officer)の巨大辞令証が授与された「グーグーとラララ」。