2017年の設立以来、「クリエイティブの力で社会のあらゆる変化と挑戦にコミットする」というミッションを掲げてきたThe Breakthrough Company GO。若手メンバーが増え、活躍の場を広げている。
(前列左から)GO プランナー/PR 小田切萌さん、クリエイティブディレクター 小林大地さん、コピーライター 有田絢音さん。(後列左から)コピーライター/プランナー 奥山光子さん、プランナー 松本悠樹さん、コピーライター/プランナー 山田みえさん、インターン 小野暖人さん。
目指すは「クリエイティブカンパニー」
2017年、博報堂出身の三浦崇宏さんらが設立したGOは、プロモーション領域に留まらず新規事業・商品開発も手がける「事業クリエイティブ」を核としてきた。現在の従業員数は約40人で、約20人のクリエイターが所属している。
当初はスタートアップのプロジェクトを多く手がけていたが、設立から約8年が経過した現在はグローバルブランドのブランディング支援や、官公庁など公共のプロジェクト支援も増えつつある。
近年は20~30代の若手クリエイターも増え、活躍の場を広げてきた。「GOが創業時から大切にしてきた“クリエイティブの力で、社会のあらゆる変化と挑戦にコミットする”というミッションに共感する仲間が増え、新たな仕事を次々と開拓しつつあります」と語るのは、自身もPR会社を経て2019年に入社したクリエイティブディレクターの小林大地さん。
「今いるメンバーの出自は広告・PRだけでなく、総合商社や大手IT企業、コンサルティング企業などさまざま。少数のクリエイターが集まるブティックではなく、異なる知見や見識、経験を持つ仲間が共に“社会の変化と挑戦”を目指すクリエイティブカンパニーでありたいと考えています」。
約300%売上向上のプロジェクトも
小林さんら若手が中心に手がけた仕事のひとつが、2023年にスタートしたタカラトミー「BEYBLADE X」のコミュニケーション開発プロジェクトだ。クライアントも30代を中心とした担当者で構成される。
1999年発売の「ベイブレード」はロングセラーブランドとして認知されているが、さらなる成長のためグローバル規模で大人にも愛好者を広げたいという課題があった。
その突破口となったのが、GOが提案した「GEAR SPORTS」という新たなコンセプト。従来の「ホビー(遊戯)」から「スポーツ(競技)」へ、ブランドポジションを変えることが狙いだ。期間限定でトレーニングセンターを開設したり、吉田沙保里と勝負する大会を開催したりと「GEAR SPORTS」というコアアイデアを体現するブランドアクションを開発した。その結果、ベイブレードは前シリーズ比で約300%の売上向上に繋がった。
タカラトミー「BEYBLADE X」。
経済産業省が2023年、介護を個人の課題から“みんなの話題”へ転換することを目指し立ち上げた「OPEN CARE PROJECT」もGOが担当してきた仕事のひとつ。コンセプトデザインからネーミング、ロゴデザイン、プロジェクト設計まで手がけた。
2024年11月には、プロジェクトの一環としてイマーシブ体験を提供するイベント「ただいまタイムループ」を企画した。背景には、国民の5人に1人が75歳以上の後期高齢者となる超高齢化社会を迎える「2025年問題」がある。イベントでは擬似家族への没入体験を通して、家庭内で介護について会話するきっかけを提供するなど話題創出を図った。2025年3月には吉本興業とのコラボレーション公演も実現している。「社会課題とイマーシブ体験の企画を繋げるのはGOとしても新しい領域でチャレンジングな企画でした。これからも社会の変化に繋がるクリエイティブを実現していきたいです」とPR会社出身で2024年に入社したプランナーの小田切萌さんは話す。
経済産業省/OPEN CARE PROJECT「家族謎解き体験 ただいまタイムループ」。
このほか組織開発や従業員のモチベーションアップのための施策に携わることも。2023年から小林さんを中心に手がけている雑貨店「PLAZA」のリブランディングもそのひとつ。“ライフスタイルストア”から“ライフモチベートブランド”への変革を提案したほか、2026年に迎える60周年に向けて社内の意識改革に繋がるよう従業員研修などにも携わっている。
スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニー/PLAZA リブランディング「HEARTS UP!」。
2024年12月には、スタートアップ向け転職エージェント「Sworkers」が女性起業家を支援するプログラムを開始するにあたり、クリエイティブを担当。広告会社を経て2023年にGOに入社したコピーライターの有田絢音さんがプロジェクト名の「Project:F」や「ルールをつくる女性を、ふやす。」というコピー、起業家の想いに寄り添うステートメントを提案した。
「センシティブな話題なので世に出すまでは不安でしたが、SNSを見ると99%ポジティブな反応でした。GOらしい、まさに社会の変化と挑戦を応援する仕事ができたのではと思います」(有田さん)。
社会の“変化と挑戦”の総量を増やす
GOでは全てのプロジェクトにおいて「コアアイデアを全員で考える」ことにこだわる。年齢や経験を問わず自由に提案ができ、GOでは全てのプロジェクトにおいて「コアアイデアを全員で考える」ことにこだわる。年齢や経験を問わず自由に提案ができ、現在、GOではさまざまな変化と挑戦に取り組む仲間を社内外で募集中だ。「GOの仕事が増えれば自ずと社会の“変化と挑戦”の総量が増え、世の中がもっとよくなるはず。そう信じて日々、プロジェクトに取り組んでいきたいです」(有田さん)。
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株式会社GO(The Breakthrough Company GO)
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