NTTドコモグループが4月1日、東京・国立競技場にてグループ合同の入社式を行った。入社式にはグループ全社の新入社員約1500人と、コロナ禍で入社式がオンライン開催であった3年目から6年目の社員約1800人が参加した。
左からNTTコムウェア 黒岩真人社長、NTTコミュニケーションズ 小島克重社長、NTTドコモ 前田義晃社長、NTTドコモ・グローバル 栗山浩樹社長。
NTTドコモ 代表取締役社長の前田義晃氏は、新入社員への歓迎のメッセージを述べた後、入社式の会場である国立競技場について、4月1日からNTTドコモ、前田建設工業、SMFLみらいパートナーズ、日本プロサッカーリーグの4社による出資のもと設立したジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメントによって運営事業を行うと発表した。
「単なるスポーツ競技場ではなく、ドコモグループの強みである通信技術を始めAIやXRなど様々なテクノロジーを使って、リアルとデジタルをつなぐスマートスタジアムとして、新しいエンターテイメント体験が創造される、世界をリードするスタジアムとなるようにチャレンジをしていきます」と前田氏は意気込みを語った。
国立競技場は4月1日より、ジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメント(NTTドコモ、前田建設工業、SMFLみらいパートナーズ、日本プロサッカーリーグの出資により設立)が運営事業を行う。
NTTドコモ 代表取締役社長 前田義晃氏。
また、前田氏は新入社員に対してNTTドコモグループのグループビジョンと行動原則について説明。
同グループでは、2024年11月にドコモグループブランドスローガンを「つなごう。驚きを。幸せを。」、グループビジョン「テクノロジーと人間力で新しいつながりを生み、心躍る価値創造で、世界を豊かに、幸せに。」を制定した。
ドコモグループでは約5万人の社員がそれぞれの企業で業務を行っている。社員一人ひとりが同じ方向を見て仕事ができるようにと、これらは制定された。
グループが創業以来、ドメインとして取り組んできた「通信=つなぐ」を価値創造の源泉として、多角化してきた各事業の価値をつなぎ、掛け合わせることで、新しい価値を見出し、世界を豊かにしていくという思いが込められている。
「今日この日をスタートに、皆さん一人ひとりが新しいつながりを見出し、豊かな世界を作っていくドコモグループの一員としてお客さまと真摯に向き合い、何をすべきか一人称で考え行動し、お客さまの期待を超えるたくさんの感動を生み出してくれることを期待しています」と前田氏は新入社員にエールを送った。
また、入社式では国立競技場内に謎を仕掛け、新入社員がグループに分かれて、同期や先輩社員と協力して取り組む「リアル宝探し」や、NTTドコモ・スタジオ&ライブ所属のアーティストのOWV、心愛 -KOKONA-、cosmosy(VTR出演のみ)、moxymillがパフォーマンスを行うなどのプログラムも実施した。
「リアル宝探し」ではNTTドコモグループが持つXRの技術などを活用した謎が会場のいたるところに仕掛けられた。
OWV、心愛 -KOKONA-、cosmosy、moxymillなどのアーティストがパフォーマンスを行った。
