「Indeed」CMフレーズ3年ぶり復活 2つのキャンペーン並行の狙いを聞く

「ライトタッチ型」と「共感型」のブランドキャンペーンを展開

「Indeed(インディード)」は日本において、昨年11月から 新ブランドコミュニケーションを展開している。アルバイトやパート、フルタイム労働者など、幅広い層の利用意向を高めることが目的で、異なる方向性の2つのブランドキャンペーンを同時展開。テレビCMだけでなく、SNSや映画広告なども活用したマルチメディア戦略も特徴だ。

イメージ 赤楚衛二が転職活動に挑む「その先にあるもの」篇

直感的に面白さを感じさせる「ライトタッチ型」と、視聴者の共感を呼び起こす「共感型」の2つのクリエイティブを制作。11月には、韓国のガールズグループ「LE SSERAFIM(ルセラフィム)」を起用した「ライトタッチ型」のCMが放映され、「♪仕事・バイト探しはIndeed」というおなじみのフレーズが約3年ぶりに復活した。一方、今年1月から放映されている「共感型」CMでは、俳優の中条あやみと赤楚衛二を起用し、ストーリー仕立ての構成が採用されている。

これらの新キャンペーンに至るまで、様々なブランドコミュニケーションの変遷があった。「Indeed」は2004年にアメリカで設立され、2009年に日本に初上陸。2017年からは認知拡大に注力し、「♪仕事・バイト探しはIndeed」といった覚えやすい歌を活用した「ライトタッチ型」のCMを中心に展開していた。

この施策は一定の効果を上げたものの、アルバイト・パート向けのサービスという印象が強まり、フルタイム労働者や正社員の利用意向を高めることが課題となっていた。

そこで、2023年6月にブランドコンセプトを「いい未来は探せる」に刷新。「仕事探し」だけでなく、「キャリアアップや自己成長の機会」、「新しい働き方や生き方、ライフスタイル」を提供するブランドとして訴求する方針へと転換した。

次のページ
1 2 3 4 5
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ