開業1周年を迎えた「YEBISU BREWERY TOKYO」
これらが奏功し、2024年8月に実施した同社の調査によると、「恵比寿」で想起するものとして、2024年は「恵比寿ガーデンプレイス」が1位だったが、2025年は「ヱビスビール」が1位となった。
販売実績にもつながっており、2024年4月から2025年3月の出荷実績は、ヱビス缶が前年比109.4%、総計では前年比105.8%を記録。高価格帯のビール市場が厳しい状況にある中でも、非常に好調だった。
ビールの提供にとどまらず、施設内の空間を生かしたイベントが成功要因と捉えている。この点を踏まえ、今後は「文化共創ハブステーション」として訴求する。同拠点を交流の場とし、新たな挑戦や文化を生み出す場所として提供していく考えで、これまで実施してきた顧客、アーティスト、街との共創をさらに加速させる方針だ。4月3日から数量限定でオリジナルグラスのプレゼントなども実施している。
新サービス「YEBISU 1TANK」は、オリジナルビールをタンク1本分開発・製造できるプログラム。同拠点の醸造責任者の協力のもと、アイデアを形にできるだけでなく、ビールの味や名前も自由に決めることが可能。開発したビール専用のオリジナルコースターも作成できる。
同拠点を貸し切り、最大300人規模で完成したビールのお披露目会やイベントを開催することもできる。企業の活用だけでなく、結婚式や同窓会などのイベントも想定。応募期間は4月3日から5月31日まで。募集は1組限定としている。
「デュワーズ」とのコラボでは、同拠点1周年を記念して作ったバーレーワインタイプのビール「Key of the Night」を、デュワーズ12年の木樽で熟成させる。「Key of the Night」は4月3日から同拠点限定で販売。また、4月10日、11日、17日、18日の4日間限定で、バカルディ限定ウイスキーアンバサダーのバーテンダーによるイベントも開催する。
