博報堂は3月25~26日、春休み中の社員の子どもを対象にした社内イベント「CREATIVE KIDS CAMP」を開催。2日間で小学1年生~6年生を中心とした延べ70名が参加した。
会場は、クリエイティビティについて研究・教育・実装する機関「UNIVERSITY of CREATIVITY」。
両立支援施策「huug」の一環
博報堂は2024年7月より、従業員向けに育児・介護と仕事との両立をサポートするプログラム「huug(ハーグ)」を始動。休暇制度の整備をはじめ、“ごはんサポート”と呼ばれる宅食サービス等の補助、育児や介護との様々な両立スタイルをまとめた社員図鑑などの両立支援策を展開してきた。
今回行われた「CREATIVE KIDS CAMP」は、「huug」における学童サポートプログラムの一環。長期休暇中の子どもたちを預かると同時に、社員が講師となって広告会社の仕事やクリエイティビティについて伝えるもので、2024年夏に続き今回で2度目の開催となる。
参考記事
同企画は博報堂の人事室労務部と、同社が運営するクリエイティビティについて研究・教育・実装する機関「UNIVERSITY of CREATIVITY(ユニバーシティ・オブ・クリエイティビティ/略称:UoC)」が共同で開催するもの。今回は「手を動かして、つくってみよう!」「たべたくなるアメを作ろう」「みんなで考える桃太郎」「AIでみらいをつくってみよう!」といったプログラムを展開した。
「食べてみたいアメ」を考える
子どもたちは朝9時30分、親と共に「通勤」し、会場に訪れた。初めは緊張していた様子だったが、すぐに打ち解けて会場内を走り回るようになったという。
会場内の様子はZoomによってリアルタイムで配信。親はその様子を見守ることができる仕組みだ。
25日の午後に行われた「たべたくなるアメを作ろう」の講師を務めたのは、 CXクリエイティブ局のコピーライターである髙橋良爾氏。
アメの名前を考え、絵と言葉で表現するワークショップを行った。
プログラムには、髙橋氏が普段の業務で担当しているネーミングと商品開発のプロセスが分かりやすく落とし込まれた。
各プログラムのサポートには、人事室の社員が加わった。
ワークショップでは、説明する時も子どもたちと同じ目線で、一緒に座りながら話すことを意識したという。
「大人の会議で起きていることが、そのまま子供たちの間でも起きていたのが印象的でした。例えば発言をしやすくするためには、雑談から入ることが大切ということ。また、描いた紙を小さく折りたたんで恥かしそうにしている子が、とても素敵なアイデアを持っていたり。よいアイデアが生まれるブレストやファシリテーションの仕方を、改めて考えたいと思いました」(髙橋氏)。
今回参加した子どもたち。