世界初の素材で14の熱中症対策機能を備えた「XShelter 暑熱軽減ウェア」
同社は、女性をターゲットにして展開してきた「ワークマン女子」を「Workman Colors」へと改名した。「ワークマン女子」という名称は、従来の作業着中心というイメージを打ち消す狙いがあったが、一方で男性客が店舗に足を運びにくくなるという課題も生じていた。新業態では、女性向けだけでなく、男性向けの普段着などベーシックな商品も充実させている。
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専務取締役の土屋哲雄氏は、「『ワークマン女子』によって女性向けのイメージ向上には成功した」と手ごたえを語った。今後は「Workman Colors」として、女性向けに加え、男性向けの普段着も扱っていることを、より広く定着させたい考えを示した。
普段着を扱う上で、夏服の販売でしのぎを削る夏商戦は激戦となる。ユニクロの「エアリズム」は強力な競合であるが、土屋氏は価格面で大きな優位性を持っていると主張。機能面においても自信を見せており、「デザイン面ではちょっとだけ光るものを提供し、価格と機能面で攻めていく」と意気込みを語った。
作業着においては、厚生労働省の罰則付き新制度もあり期待できるとしている。同社は、作業着を入り口に、男性用普段着や女性・子ども向け商品の販売へとつなげていく考えだ。
今後も安さや機能面を強みに、大手アパレルからシェアを勝ち取る方針だ。ワークマンは大量の在庫を持たないため、在庫が足りなくなることもあるが、発売初年度の結果をもとに正確な需要測定を行い、2年目以降は在庫切れを防ぐ工夫を凝らしている。現在は男性向け商品も不足しているが、今後はラインアップを拡充していくとしている。
土屋氏はファッションだけでなく、「XShelter 暑熱軽減ウェア」で使用した新素材を使った肌着や寝具も展開していきたいと将来像を語った。
