みずほは、3月18日、19日に読売新聞に新聞広告を出稿した。18日には「青い記念日」「すべての青い挑戦に、」というコピーが、19日には「青い声援」「かつてない追い風を。」というコピーが書かれた15段の広告だが、2日分の新聞を左右に並べると一つのメッセージとなる。
この新聞広告は、みずほとMrs. GREEN APPLEのコラボレーション広告だ。同社では今年2月に「すべての青い挑戦に、かつてない追い風を。」をテーマに新生活キャンペーンを開始。CMでは、「青い挑戦」のイメージに合うMrs. GREEN APPLEの楽曲「ニュー・マイ・ノーマル」を起用していた。
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「〈みずほ〉から、新生活を迎える3月に向けて、『青い挑戦を応援する〈みずほ〉』というブランドメッセージを発信することを狙いとした新聞出稿のお話がありました。電通チームで企画検討を進める中で、3月18日はMrs. GREEN APPLEさんが活動を再開した『フェーズ2』の開幕記念日、かつCM起用曲『ニュー・マイ・ノーマル』が発表された日であることに注目。そこを起点にした新聞広告にすることに決まりました」と、CMプランナー/コピーライター 真子千絵美氏。
広告には「ニュー・マイ・ノーマル」の歌詞の一部を掲載。
3月18日は例年、「JAM’S」と呼ばれるファンからMrs. GREEN APPLEへ「#届けミセスに」をつけておめでとうのメッセージを贈る日だったため、〈みずほ〉からMrs. GREEN APPLEの青い挑戦を応援するメッセージを贈る企画に。 3月19日は、そのアンサーソングとして、Mrs. GREEN APPLEから青い挑戦を応援してくれたファンに向けたメッセージを届けた。
「青い挑戦を体現している Mrs.GREEN APPLEさんへのエールと、そんな青い挑戦を応援してくれる人の存在の大切さを伝えたい。そんな想いで、チーム一同で企画しました」(CMプランナー/コピーライター 三橋侑里氏)
新聞そのもののリーチは限られている中で、紙面を「見る」だけで終わらせずに、「だれかに伝えたくなる」ものにするためにたどりついたのが、「2日かけてアーティストとファンの想いがつながる紙面」という工夫だ。
「3月18日に掲出した『#届けミセスに』の紙面は、あえてMrs. GREEN APPLEのロゴを半分に分割し、〈みずほ〉のメッセージも『すべての青い挑戦に、』で止めたデザインにすることで、続きがあることを匂わせ、SNS上でファンを中心に大きく盛り上がりました。
そして、3月19日に掲出した『#届けJAM’Sに』の紙面を、3月18日の『#届けミセスに』の紙面とつなぎあわせることで、Mrs. GREEN APPLEとファンとの想いがつながるようなデザインにしました。
実際に多くのファンの方々が、紙面をつなぎ合わせて写真に撮ってSNSにアップしてくださり、新聞のリーチ以上の大きな効果を生み出すことができました」(クリエーティブディレクター 三戸健太郎氏)
3月18日の新聞には、「ニュー・マイ・ノーマル」の歌詞の一部も掲載。「#届けミセスに」というメッセージがあったことから、SNSではMrs. GREEN APPLEのファン、通称「JAM’S」から多くの反響を得ている。そして、3月19日の新聞には、Mrs. GREEN APPLEからJAM’Sへのメッセージが掲載されており、さらに大きな反響を呼んだ。
「ファンの皆さんが喜ぶだけにとどまらずに、『青い挑戦、めちゃいい言葉だ。』『アーティストへのリスペクトと、自社の大切にしたいスタンスの表明が、うまく重ね合わさっているように感じる』など、〈みずほ〉のメッセージへの共感にまでつながりました。
さらに今回の企画にファンの皆さんが乗ってくださって、『#届けみずほに』というハッシュタグまで生まれ、感謝の声で溢れていったのも印象的でした」(コミュニケーションクリエイター 徳光一蕗氏)
2日間の出稿により、みずほのX公式アカウントは5.3万いいねを獲得。さらに、同社のメッセージへの理解や好感度アップにもつながっている。また、みずほ社内でも、「SNSに寄せられた温かいコメント・反応を見ることで大変勇気づけられた」という声が寄せられている。

スタッフリスト
企画制作
電通、J.C.SPARK
CD
三戸健太郎
C
真子千絵美、三橋侑里
コミュニケーションクリエイター
徳光一蕗
D
永澤昇平、村上彩音
CPr | 大聖亜希 |
Pr(グラフィック) | 上田理沙 |
AE | 川畑浩太、谷口浩、矢野耕平 |