ヤマサ醤油が語る“大泉洋センイル広告”の裏側 韓国カルチャーに着想

ヤマサ醤油は、同社のCMキャラクターを務める俳優・大泉 洋の誕生日を記念し、3月31日から4月6日まで「応援広告」を掲出した。東京・大阪に加えて、大泉さんの出身地である北海道でも掲出された。

実データ グラフィック ヤマサ醤油「応援広告」

広告には同社の人気商品「ヤマサ 万能クッキングたれ Yummy!」のビジュアルを活用したクリエイティブが展開された。

本施策は、「ヤマサ 万能クッキングたれ Yummy!」シリーズのプロモーションの一環として企画されたもので、韓国の誕生日広告文化(“センイル広告”)に着想を得ている。韓国では、アイドルや俳優の誕生日にファンが広告を出して祝福する文化が浸透しているが、同社ではこれを“愛の表現”として捉え、大泉さんへの感謝を表す手法として採用した。

ヤマサ醤油 マーケティング部 宣伝広報室 室長代理の西谷 綾氏は、「韓国カルチャーにインスパイアされた『応援広告』というスタイルを通じて、CMキャラクターである大泉さんへの感謝を表現したかった」と語る。

「韓国の辛旨料理を手軽に再現できる『Yummy! コリアンホット』のプロモーションとして、韓国カルチャーへのリスペクトを込めた広告展開を検討していました。その過程で、韓国で広く知られる『応援広告』の文化に出会い、10年近く当社のCMに出演いただいている大泉さんへの感謝をこの形式で表現したいと考えました。大泉さんご本人やファンの方々への愛だけでなく、当社のものづくりへの探究心と遊び心を伝えられる広告になったと感じています」(西谷氏)。

広告の制作を担当した読売広告社のプランナー 菊川晴子氏は、「食を含めた韓国カルチャーとの親和性を重視した結果」と振り返る。

「“韓国料理が簡単につくれる”という商品の特徴と、韓国の文化的背景との親和性を重視した結果、『応援広告』という表現に至りました。大泉さんのファンの方々とも一緒に誕生日をお祝いできる最適な表現でもあったと考えています」(菊川氏)。

スタッフリスト

企画制作 読売広告社、読広クリエイティブスタジオ
CD 小原裕美子
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企画 山本竜童、菊川晴子、岩切拓史
AD 濵野正和
AE 村川 開、青木麗那、中山雄賀

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