若年層へのパーパス浸透を狙う コクヨがラジオ広告に注力する理由

特番効果でSNSでも話題沸騰

SNSに投稿された写真。黒田英邦社長(左)と佐久間氏

SNSに投稿された写真。黒田英邦社長(左)と佐久間氏


次の施策として特番を実施したのは昨年9月。佐久間氏が仕事観や「ヨコク」について語る 特別番組「コクヨ presents 佐久間宣行のヨコク!」が9月23日に放送された。

「THE CAMPUS」を会場とし、社員向けの公開収録という形式で行った。佐久間氏とゲストが対談する内容で、社内での特番の様子をSNS上でも発信することで話題化につなげた。

「佐久間氏とコクヨの黒田英邦社長の見た目が似ている」という内容の投稿が大きな反響を呼び、約40万インプレッションを獲得。テレビ番組でも取り上げられるほどの話題となった。ラジオの話題がSNSを経由してテレビにまで波及したことから、大きな相乗効果を実感したという。

ハッシュタグ「#佐久間のヨコク」を使用して投稿することで、リスナーがリポストを行い、多くの人々に訴求できた。佐久間氏の番組は男性リスナーが多い傾向にあるが、女性からも反響のメールが届いたという。テレビCMと比べ、ラジオ広告はリスナーが感じたことを言語化して確認できる点も大きな強みであることが分かったという。

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