日清食品「カップヌードル」が総合1位に 3月度CM好感度調査

CM総合研究所(東京企画)が毎月調査する「CM好感度」ランキングで、2025年3月度は日清食品「カップヌードル」が1年2カ月ぶりに総合1位となった。

「チリトマゾンビ」篇ではカプセルトイ「FRUITS ZOMBIE」のPVをパロディーに「チリトマトヌードル」の具材をゾンビで表現した。Little Glee Monsterの楽曲「ちょ待って!」をアレンジし、カップヌードルでおなじみの“謎肉”と一緒に、“ちょ待って!チリトマやばーい”という歌に合わせて踊る内容で、「好きな人は好きだけど嫌いな人は嫌い」というチリトマトヌードル風の表現で訴求した。

日清食品 カップヌードル「チリトマゾンビ」篇

10位までのランキングは次の通り。

イメージ 10位までのランキング

総合2位はUber Eats Japan「Uber Eats(ウーバーイーツ)」。1月から放映している「重ね着」篇に加え、3月12日より「リス」篇、「花粉」篇の2点の新CMの放映を開始した。暖かい春の日に外に食べに行った中尾明慶・仲里依紗夫妻と娘が予想外のハプニングに巻き込まれる様子をコミカルに描いた。

同社は2023年より「Uber Eatsでいーんじゃない?」というキャッチコピーを使用し、2024年より中尾・仲夫妻の起用するなど、「個人」から「ファミリー層」へとコミュニケーションを図り、ターゲットを拡大している。CM総研によると、40代の既婚女性を筆頭に支持が高かったという。

Uber Eats「ゆったり楽しみたいなら、Uber Eats で、いーんじゃない? リス篇」

Uber Eats「花粉の季節も、Uber Eats で、いーんじゃない? 花粉篇」

総合3位はACジャパン「公共広告」。全11作品が放送された。「フジテレビ問題」によりACジャパンの出稿数が急増した2月度は11999回の放送回数を記録した。3月度は前月度の約1割となる1191回だった(CM総研)。

ACジャパンは2024年7月1日より、支援キャンペーンとして日本眼科医会の広告を開始した。テレビCMでは「♪~アイフレイルは 目のサインだよ」とドイツの童謡「Froschgesang(フロッシュゲザング)」の替え歌で、加齢による目の機能の低下を指す「アイフレイル」の周知を促す。目の大きなカエルのキャラクターと親しみ深い童謡で目の不調のセルフチェックを行うことを啓発するCMが反響を集め、総合3位となった。

イメージ ACジャパン「公共広告」アイフレイル
イメージ ACジャパン「公共広告」アイフレイル
イメージ ACジャパン「公共広告」アイフレイル

調査期間は2025年2月20日から3月19日まで、東京キー5局で放映されたCMが対象(全オンエア数:2321銘柄)。関東1都6県3000人に聞いた。

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