「デジタルツイン」有効活用で露出頻度の増加にも期待
海外専用Wi-Fiを扱うHUMAN LIFEは4月21日、生成AIを利用した新WebCMを公開した。「ZEUS WiFi for GLOBAL」の広告キャラクターであるお笑い芸人「ガンバレルーヤ」(よしこ・まひる)を、現実世界を仮想空間で再現する「デジタルツイン」技術で再構築。生成された「AIガンバレルーヤ」が世界各地で海外旅行を楽しむ様子を描いている。
本人が実際に海外ロケを行う場合と比べて、制作時間とコストを大幅に削減。一度完成したデジタルツインを再利用することで、今後の広告展開においても頻度を高めることが可能となった。
HUMAN LIFEの板垣瑞樹社長(左)と「ガンバレルーヤ」(よしこ・まひる)
同社は昨年からガンバレルーヤを起用していたが、2人が多忙のため活用の機会が限られていたという。そこで今回、生成AIの導入に至った。話題性の高い生成AIを活用することで、より多くの人々にサービスを周知させる狙いもあった。
2人の全身を360度撮影してAIで生成し、デジタルツイン素材「AIガンバレルーヤ」を作成。CM「AIガンバレルーヤ」篇では、ハワイやエジプトなど、世界各国を観光するガンバレルーヤの様子を描く。最後には「ってちょっと!私たちどこにも行ってないんですけど!」というナレーションで、AIによって生成されたものであることを明かす。
出演者だけでなく、世界各国の背景もすべてAIで作成。ラクダに乗ったり、コアラを抱いたりする動作も自然な形で表現されている。