スターバックス コーヒー ジャパンは、12〜24歳の若者向けの新サービス「マイスターバックスストアU24」を始めた。同社の公式アプリでお気に入りの店を登録すると、割引特典などを受けられる仕組み。一方、このサービスに対して、若者を重視することで、店内が騒がしくなったり、長時間滞在につながったりするのではとの懸念も上がっている。
「マイスターバックスストアU24」では、公式アプリからスタバの会員向けプログラム「スターバックスリワード」に参加して、お気に入りの2店舗を登録し、個人情報などを設定すれば利用可能。初回特典で200円割引のパスを受け取ることができ、翌月以降は各店舗から毎月1枚ずつ100円割引のパスを受けられる。また、企画の実施やおすすめ情報の配信なども予定しているという。
新サービスの仕組み
同社は「これからの社会を担うU24世代の方にとって、日々チャレンジする中でほっと自分らしく過ごせる場所であり続けたいという想いから」新サービスを企画したとしている。プレスリリースでは「お気に入りのお店との関係を育んで」「お気に入りのお店とのつながりを通じて」など、店との接点を増やす狙いが垣間見え、若年層の囲い込みを図っているとみられる。
一方で、「サードプレイス」を売りにしてきたスタバの売りそのものに対する懸念が増えている。店内での長時間の滞在や、勉強道具や仕事道具を広げての席の占有など、マナーの点からもたびたび疑問の声が上がっている。今回の新サービスの発表後もこうした声は上がっており、サードプレイスとして重宝されてきたスタバが若者をターゲットにするという指針を示したことで、それよりも上の年齢層には懸念が生まれているようだ。
スタバをめぐっては、2024年の段階で全世界の取引の約30%がモバイルオーダーになり、「サードプレイス神話崩壊か」などとも指摘されている。


