3日返信が無かったら脈なし? 恋愛のつまずき対策を分析 体験型展示「脈なし研究センター」

「脈なしとは何か」——。恋愛での認識のズレをテーマにした体験型展示「恋愛のつまずき対策実験『脈なし研究センター』」が7月26日までの金・土・日・祝日に東京・渋谷で開かれている。メッセージの返信の温度差や距離感のズレなど、「脈なし」の共通点を整理し、同センターならではの解釈で恋愛のすれ違いを紐解く。

様々なエピソードが並ぶ会場

「駅のホームで、電車が来るまで15分もあるのに『じゃあ』と競歩くらいのスピードで歩き去られた」「LINEの返信が3日後」「歩くペースをみじんも気にされない」「おごったポップコーンを8割食べられた」……。会場には20代〜50代の約300人に聞いた「脈なしエピソード」が並ぶ。「基礎論」では、こうしたエピソードを分析し、メッセージの返信の温度差や会話の違和感、距離感のズレなど、恋愛の中に潜む「脈なしのサイン」を体系化。他にも、完全に脈ありだと思っていたシチュエーションやその結末など「本当にあった脈なし体験談」を公開している。「脈なし力体験」では、一見普通に見えるデート写真やLINEの画面、会話の中から、脈なしの兆候を探し出して分析。また、「脈なし実技試験」では実際の人間を相手に、展示で学んだ知識を生かせるかを体験できる。

約300人から聞いた実際のエピソードを紹介している

企画の背景には、近年の出会い方が大きく変化したことにある。SNSやマッチングアプリが普及し、かつ、コロナ禍での人の動きやリモートワークの導入など働き方も変化し、恋愛での出会いの形も大きく変わった。東京商工リサーチの調査によると、マッチングアプリの運営会社は2019年3月末の5社から、2025年3月末は28社と大幅に増え、同時に、対面での出会いの機会は減り、オンラインでの出会いが拡大しているという。子ども家庭庁の2024年度の「若者のライフデザインや出会いに関する意識調査」によると、既婚者の結婚相手と出会った場所・機会は「マッチングアプリ」が25.1%と最多になった。若年層の約9割が「恋人が欲しい」「結婚したい」と考えているという状況に対し、リクルートブライダル総研の調べによると、20〜40代未婚者のうち約70.3%は恋人がおらず、実際には関係構築に至っていない層が多く存在しているという。

次のページ
1 2
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事