TikTokはAI生成コンテンツについて、新たな施策の導入を発表した。AIリテラシー向上に向けた教育コンテンツの導入、AI生成スパムを投稿するアカウントの検出改善、標準化団体C2PAの運営委員会への参加を進める。
同社グローバル公共政策チームでAI担当リーダーのTom C. Varghese氏は、7月14日に開催した説明会で、TikTokでのAIは身近な存在であるとし、「自分では決して検索しなかったであろうクリエイターを発見したり、新しいスキルを学んだり、動画を編集したり、好きなものなどの共通点を持つコミュニティとつながったりするための手段」と説明。しかし、そうしたユーザーのメリットが機能するには、ユーザーが状況を理解し、安心感があり、ユーザーにコントロール権がある場合に限る、とした。その上で、TikTokの責任は「AIが大きな役割を果たすようになるにつれ、ユーザーが自身の体験を理解し、形作ることができるよう、支援するシステムを強化し続けること」と言及した。
また、今回の発表は、「AIが使われていることをユーザーが把握すべき」という考え方を軸にしており、AI生成コンテンツを適切に活用するために実践的な教育を提供し、TikTokに表示されるコンテンツをユーザーがコントロールできる仕組みを整えるという背景に基づいているという。
今回の新たな施策として、(1)新たな教育コンテンツの導入と専門家とのパートナーシップに継続的に投資し、AIリテラシー向上に向けた取り組みを拡大する(2)AI生成スパムの投稿を目的としたアカウントに対処する検出システムの改善テストを実施する(3)コンテンツの出所と信頼性に関する標準化団体Coalition for Content Provenance and Authenticity(C2PA)の運営委員会に参加し、AIの透明性を高める技術とパートナーシップの強化を行う、という3つを掲げている。
