龍角散は、2026年7月31日から8月2日まで東京ビッグサイトで開催される「第26回JAPANドラッグストアショー」に出展する。同社ブースの目玉となるのは、今年で3年目を迎える本格お化け屋敷企画だ。2024年の「亡霊」、2025年の「ゾンビ」に続き、今年は「都市伝説 呪われた電話ボックス」をテーマに、ホラークリエイティブカンパニー「株式会社闇」とタッグを組んで展開する。
「都市伝説 呪われた電話ボックス」メインビジュアル。
ビジネスの商談の場でもある大規模展示会において、なぜ老舗のど薬メーカーが「恐怖」を仕掛けるのか。その狙いと舞台裏について話を聞いた。
新商品が少ないからこその挑戦
新商品の発売頻度が高くない同社にとって、展示会は単に商品を並べるだけではバイヤーとの新鮮な接点をつくりにくいという課題があった。「印象に残る体験型企画を実施することで、改めて龍角散ブランドに関心を持っていただくきっかけにしたい」と龍角散の担当者は語る。
過去2年の反響は予想を超え、テレビをはじめとするメディア露出に加え、主催者によるブースコンテストでは2024年に準大賞、2025年に実行委員長特別賞を受賞。営業現場からも「龍角散がお化け屋敷をやっている」という意外性が会話のフックになり、商談やブランド想起につながっているという手応えがあった。
また、同展示会はビジネスの商談の場としてだけではなく、一般来場者へのBtoCの接点としても機能している。同社は以前からラッパーのライブやマジックショーなど、一般来場者が楽しめるブースづくりを意識してきた。
「お化け屋敷は『絶叫』と『のど』、そして『龍角散』というつながりを、来場者に直感的に感じていただきやすい。意外性のある体験を通じて、お取引先さまにも一般のお客さまにもブランドを深く記憶していただきたい」と、その狙いを明かす。
2024年「詩子の子守歌」。呪いで声を失った天才女優の悲劇を背景に、参加者は「暗闇の中で声を出さずに進み、泣き続ける赤ちゃんをあやす」というミッションに挑んだ。
2025年「ゾンビ病棟からの脱出」は、ゾンビ化の危機に瀕した少女を救う特効薬を探すため、ゾンビだらけの病院に足を踏み入れるというストーリー。
過去にはマジックやラップで商品特徴を伝えるステージを展開してきた。




