強い単品に「商品群」で挑む ダイドーがブランド刷新で狙う、自販機を見た瞬間の“一段上の想起”

ダイドードリンコは7月28日、商品ブランドを創業以来初めて全面刷新すると発表した。水、茶、コーヒーなど複数のカテゴリーを束ねる新たな商品ブランド「ダイドー」を立ち上げ、「dydo」の新ロゴを採用する。2026年秋冬商品からパッケージを順次切り替え、自動販売機の外装も刷新する。

なお、商品パッケージに表示するロゴは新ロゴとなるが、既存のダイドーグループホールディングスやダイドードリンコの企業ロゴは変更しない。

写真 新商品ブランドロゴを採用した新デザイン自販機

新商品ブランドロゴを採用した新デザイン自販機

これまで「ダイドーブレンド」を中心に40~50代男性から支持を得てきた一方、コーヒー以外のカテゴリーでは十分に強い商品ブランドを育てられず、30代以下の若年層の獲得にも課題が残っていた。新ロゴの検討では若年層の声も取り入れ、パッケージや今後の商品開発、SNS、共創プラットフォームを含む一連の取り組みで20~30代との接点拡大を図る。

同社の国内飲料事業は、売上の約9割を自販機チャネルが占める点に大きな特徴がある。一方、自販機市場は売上、設置台数とも厳しい環境が続く。そこで、自販機を「店舗」と捉える同社は、自販機の価値を高め、商品ポートフォリオを見直す必要があると判断。今回の全面刷新で、商品単位で価値を訴求する方法から、商品ブランド全体で価値を育てる方法へ転換する。

2つの提供価値を、2種類のデザインで表す

新商品ブランドのコンセプトは「オープンなモノづくりにより、品質とおいしさ、価格で信頼されるブランドへ」。商品を「安心の品質と価格」を担うベーシックな商品と、「おいしさと楽しさ」を体現する商品に分け、パッケージデザインも使い分ける。

「安心の品質と価格」を担うベーシックな商品には、共通パッケージを導入する。「日本のおいしい天然水」「葉の茶」や、コーヒーの「絶品」シリーズなどが第1弾となる。シンプルなデザインを基調とし、異なるカテゴリーの商品に統一性を持たせ、自販機内で一つの商品群として見せる。

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