ファンケルは7月16日、全国の直営店で、小学生以上を対象とする無料サービス「キッズ肌カウンセリング」を開始した。特に、皮脂量が増え、ニキビなどの肌悩みを自覚しやすくなる10歳以上を主な対象とする。
同社は、2026年に始動した長期経営構想「ファンケル・ビジョン2035」で、美と健康の「不」を解消する最も信頼できるブランドを目指している。3月には、AIで角層細胞を解析し、現在の肌状態や将来の肌リスクを示す無料カウンセリングサービス「FANCL SKIN PATCH」を開始した。今回、子どもの肌に悩む保護者の声に着目し、子ども向けの相談サービスを加えた。
一連の施策を通じ、肌や健康について悩んだときや、自分に合うものが分からないときに、「まずファンケルに相談してみよう」と思い出してもらえる存在を目指している。
10歳頃から増える肌悩み
カウンセリングでは、肌の悩みや生活習慣を聞き取った後、「スキンチェックスコープ」を使って肌のキメや水分量を測定する。結果に応じて、洗顔や保湿、日焼け止めなどのケア方法やアイテムを提案し、希望者にはスキンケア方法も実演する。
ファンケルの研究では、10歳頃から皮脂量が増え、ニキビなどの肌悩みを自覚する子どもが増える傾向が確認されている。保護者431人を対象とした同社の調査でも、約7割が子どもの肌について悩んだ経験があると回答した。同社は、子どもの肌を取り巻く環境の変化として、紫外線量の増加やメイク開始年齢の低年齢化などを挙げている。
一方、子どもを対象とする美容施策では、外見への不安を過度に高めない配慮も欠かせない。ファンケルは、肌の状態を善し悪しで評価するのではなく、「今の健やかな肌を守ること」と、日常的なケア習慣を身につけることを重視する。洗顔後はタオルで優しく押さえる、曇りの日にも日焼け止めを使うといった、子ども自身が実践できる助言を行う。
2024年12月、小学生向けスキンケアシリーズ「ファンケル クリアアップ」の泡洗顔料とジェルミルクを発売。2025年3月には、子ども自身が使いやすいスティックタイプの日焼け止めを加えた。今回のカウンセリング体験者には、「クリアアップ ジェルミルク」のサンプルも配布する。商品提供に加え、自分の肌を知り、ケア方法を学ぶ体験へと、子どもとの接点を広げた形だ。
