本を知るきっかけは先生より「動画」や「アニメ」? 子どもの読書体験を広げるデジタルコンテンツ

博報堂教育財団の調査研究機関「こども研究所」は10月8日、秋の読書週間に合わせて子どもの読書について調査した結果を発表した。全国の小学4年生から中学3年生1200人を対象に実施したもので、読書時間や子どもが本を知るきっかけなどが明らかになった。

写真 グラフィック たくさんの本が並んでいる本棚

Unsplash/ Trnava University

「読書が大好き」小学生と比べると中学生は半減

回答者全体のうち、69.3%が「本を読むことが好き」と回答。そのうち最も読書好きの度合いが高い「大好き」と回答した子どもは全体では12.8%だったが、小学生では16.8%であるのに対し中学生では8.7%と半減する結果に。

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また、1週間あたりの読書時間を尋ねたところ、「全く読まない」と回答した人の割合は17.4%に。また、読むと回答した人の中でも、「1時間未満」と回答した人の割合は55.2%(うち30分~1時間は最多回答の31.7%)と半数を占めており、約7割の子どもの読書時間がゼロ、もしくは週1時間未満であることが明らかになった。小中学生別に見ると顕著に差が生じたのは「全く読まない」割合で、小学生12.8%に対し、中学生になると22.0%と10ポイント以上上昇している。

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また読書が「大好き」と回答した子どもの読書時間は、68.0%が「1時間以上」であるのに対し、「好き」と「まあ好き」の合計では31.7%に半減。読書好きの程度によって、読書時間にも差が表れることがわかった。

「本を知るきっかけ」は学校の先生よりも「動画」「アニメ」

読む本を知るきっかけについての調査では、「学校の図書室」(55.5%)が最も回答割合が多く、「本屋」(48.6%)、「学校の教室の本棚」(34.1%)が続いた。一方で、「動画」(25.0%)、「アニメ・ゲーム・テレビ・映画」(20.9%)、「インターネットの記事やブログ」(16.5%)といったコンテンツも、それぞれ2割前後の人が回答。学校や本屋だけでなく、さまざまなメディアコンテンツもまた、子どもが本と出会う入り口として機能していることが明らかになった。

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また、本を読んだ後にどんな行動をとったかについて尋ねたところ、「同じシリーズや同じ作者が書いた本を読む」が33.3%で最も高く、次いで「家族や友だちなどと感想を話し合う」(30.8%)、「読んだ本を家族や友だちにすすめる」(25.9%)があがった。

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読書が「大好き」と回答した層に限定すると、「その本のアニメやドラマ、映画などを観る」(43.9%、全体では24.5%)、「本に出てきたことを自分でやってみる」(30.4%、全体15.5%)、「本に出てきた場所やお店などに行く」(23.6%、全体11.6%)などの項目が全体を大きく上回っている。

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