東急エージェンシーがこのほど発表した2010年度(2010年4月~2011年3月)の単体売上高は、前期比102.0%の975億5300万円だった。年間の売上高が前期を上回ったのは10年ぶり。媒体別では、スポットが好調に推移したテレビ(103.7%)のほか、ラジオ(108.6%)、マーケティング/プロモーション(108.5%)などが上回った半面、新聞(92.8%)、雑誌(91.6%)、インタラクティブメディア(95.3%)などが減少した。
2011年3月の単月売上高は前年同月比107.8%の122億4900万円。東日本大震災の影響も受けたものの、テレビスポットの好調などが押し上げ要因となった。テレビ(101.2%)はJR西日本やゆうちょ銀行のほか飲料などが、インタラクティブメディア(133.0%)は通信などのクライアントの出稿が好調だった。