またご登壇にあわせて「これからのマーケティングに求められること」についてコメントを頂きました。
【B4】ブランド価値7兆円、IBMのブランド戦略とデジタルコミュニケーション
17:45~18:25
日本アイ・ビー・エム マーケティング&コミュニケーション ブランド推進&広告宣伝 デジタルマーケティング 部長 山口有希子氏
外資系IT関連企業におけるB2Bマーケティングコミュニケーションに15年以上従事。現在、日本IBMにてBrand Systemを担当。トラディショナルメディアとデジタルメディアの両方を含めた Paid/Owned/Earned Mediaでのコミュニケーションを実践。日本アドバタイザーズ協会 国際委員会 委員長、iMedia Brand Summit Japan2013 アドバイザリーボードメンバー。
[講演内容]
現在170カ国で事業を展開しているB2Bのグローバルカンパニーであり、そのブランド価値は約7兆円と評価(2012年Interbrand調査)されているIBM。セミナーでは、ブランド価値を創るための具体的な戦略と、それに必要な「4つの要素」について事例を交えながら解説した。また、展開しているブランディングキャンペーン「Smarter Planet」におけるコミュニケーション手法についても説明。ユーザー行動の変化に伴ってデジタルシフトを加速させる取り組みについて紹介した。
■これからのマーケティングに求められることは?
(日本アイ・ビー・エム)
「個客」マーケティング
【C4】ネットを活用したおでかけ需要の創出と関西の活性化
~マイ・フェイバリット関西による他社様とのコラボから山陽新幹線こだま号の共同購入企画まで~
17:40~18:20
西日本旅客鉄道株式会社 鉄道本部 営業本部 (宣伝クロスメディア) 課長 小菅 謙一氏
入社後、マーケティング、人事、IR(投資家向け広報)、ICビジネス、CRMに従事。IRではグローバルオファリングによる完全民営化の実現、CRMでは山陽新幹線でのフリークエントユーザープログラムの新設に携わった。現在は、トラディショナルメディアとデジタルメディアを融合したクロスメディアでの宣伝を推進。オウンドメディアの活用、産官学の幅広い連携による新たなコミュニケーション手法の開発に取組む。
[講演内容]
同社が持つオウンドメディアである鉄道・観光情報サイト「JRおでかけネット」や、関西のおでかけウェブマガジン「マイ・フェイバリット関西(マイフェバ)」などの取り組みを始め、産官学連携による観光開発の取り組み「鹿児島カレッジ」でのソーシャルメディアでの情報発信など、ネットを活用した“おでかけ需要”の創出を図る取り組みについて、事例を交えて紹介。他社とのコラボレーション事例や、CRMを活用した山陽新幹線での「事前エントリー型共同購入企画」など、関西の活性化に向けた新しいコミュニケーション手法への挑戦について説明した。
■これからのマーケティングに求められることは?
(西日本旅客鉄道)
自他共栄
【D4】OtoOの実践による接点の開発からクロージング事例~デジタルを活用したダイレクトな関係構築~
17:35~18:15
ベネッセコーポレーション 教育事業本部 デジタル マーケティング部 幼児・小学生営業課 課長 香山 貴秀 氏
ベネッセのダイレクトメールに10年間従事。その後、WEBサイト担当として紙メディアとWEBメディアの最適化の開発に取り組んでいる。
[講演内容]
「産科」という場から、メルマガというデジタル施策へつないだ結果、〈こどもちゃれんじ〉の入会率が向上した事例を紹介。同事例について、顧客から見た時、1つひとつの施策が「点」ではなく「線」としてつながったことが成功要因のひとつだと語った。また、O2Oを実施していく際のポイントとして、OnlineとOfflineをひとつの「線」として、ストーリーを作り上げていくことが成功のカギであると話した。
■これからのマーケティングに求められることは?
(ベネッセコーポレーション)
顧客志向の徹底
【E10】企業が生活者とともに創るコミュニケーションの理想像「SHARED VISIONとは」
17:50~18:30
電通 プラットフォームビジネス局 開発部 コミュニケーション・プランナー 廣田 周作 氏
2009年電通入社。コミュニケーション・デザイン・センターを経て2012年よりプラットフォーム・ビジネス局。ソーシャルリスニングの知見に基づき、デジタル領域における戦略策定、キャンペーンの実施、デジタルプロモーション企画、効果検証等を担当。電通モダ・コミュニケーション・ラボ主宰。著書に「SHARED VISION」(宣伝会議)など。
[講演内容]
「ソーシャルメディアを自社でも使っているが、どのように指標を設計したり、PDCAを回していけば良いのか分からない」――多くの企業の担当者からこのような声が聞かれる中で、ソーシャルメディアを使って生活者と円滑なコミュニケーションをするにはどうすれば良いのか?具体的に何を目的に置けば良いのか?などの課題に対しポイントを説明した。「インフルエンサー」に注目するのではなく、真のブランドのファンがいる「グループ」に注目して分析やプランニングを行うことで、効果的なインサイトを抽出し、コミュニケーション施策に生かしていく方法について、事例を踏まえながら紹介した。
■これからのマーケティングに求められることは?
(電通 )
人間らしさ
【F10】ユニークなコンテンツ発信を軸にしたオウンドメディア戦略~はなまるうどんのエイプリルフール施策ほか~
17:45~18:25
はなまる 経営企画室 マーケティング担当部長 田中 安人 氏
[講演内容]
今年4月より、レタス1個分の食物繊維麺を含む「はなまる食物繊維麺」に全店切り替える施策のPRの一つとして、はなまる初のエイプリルフール企画「ダイオウイカ天発売」を実施した同社。特にエイプリルフール企画については、公開直後よりTwitter上で話題になり、テレビ・新聞各社メディアより、取材問い合わせも殺到。過去に実施したプロモーションでは、WEB上で大きな反響が得られても、実際の来店に結びつくことが難しかったが、今回のプロモーションは客数増に貢献することができたと話した。同事例のケースタディをもとに、心を動かすコンテンツづくりが成功できた背景や要因までを解説した。
■これからのマーケティングに求められることは?
(はなまる )
リアルとバーチャルのバランス
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