博報堂から6人の若手CDが独立、新会社「SIX」スタート

左から2番目より順に、本山敬一氏、日野貴行氏、野添剛士氏、大八木翼氏、斉藤迅氏、坪井卓氏。一番左はビジネスプロデューサーの沼田耕平氏(博報堂)。

博報堂の若手クリエイティブディレクターによる新会社「SIX」が本日設立された。野添剛士氏、大八木翼氏、斉藤迅氏、坪井卓氏、日野貴行氏、本山敬一氏の6名にビジネスプロデューサーを加え発足する。ギャラクシー「SPACE BALLOON PROJECT」やGoogle Chrome各種キャンペーンなど、デジタル領域の実績に強みを持つCDが集まった。

代表取締役社長を務める野添氏は「広告という枠にとらわれず、ブランドとユーザーの新たな絆をつくる『クリエイティブエンゲージメントエージェンシー』として、コンテンツや商品開発など、あらゆるクリエイティブの依頼を投げかけられる存在を目指す」と話す。

 「SIX」に関連する記事はこちら

ロゴは、イギリス出身のデザイナー ストーム・ソーガソン氏がデザイン(同氏はロゴ完成後4月18日に急逝、最後の作品の一つとなった)。

博報堂のエンゲージメントビジネスユニットを母体とするSIXのメンバーは、これまでも既存の領域にとどまらない活動を行ってきた。今回新会社として独立したことで、ブランドの“絆づくり”に取り組む姿勢を改めて表明し、デジタルやマスといった区分を超えた大きなアイデアを、スピード感を持って形にしていく。

SIX初の仕事となった「TOKYO CITY SYMPHONY」を手がけた大八木氏は「アートに強いメンバーや音楽に強いメンバーなど、さまざまな個性を持ったCDが集まった。SIXを新しいクリエイティブビジネスの挑戦の場にし、国内外に成果を発信していきたい」と意気込む。

同社は博報堂100%出資会社。新オフィスは北青山に10月オープン予定。

6人のプロフィールは下記の通り。

野添剛士
クリエイティブディレクター/CEO。主な仕事に、SAMSUNG SPACE BALLOON PROJECT、JIM BEAM、Kiss a ZIMAなど。2011年クリエイター・オブ・ザ・イヤー メダリスト、カンヌライオンズ2013プロモ&アクティベーション部門審査員。

大八木翼
クリエイティブディレクター/インタラクティブクリエイティブディレクター。主な仕事に、六本木ヒルズ TOKYO CITY SYMPHONY、Google Chrome ALL IS NOT LOST、SAMSUNG SPACE BALLOON PROJECTなど。

斉藤迅
クリエイティブディレクター/ミュージックキャンペーンディレクター。主な仕事に、“破壊専用ギター” SMASH、Google Chrome 初音ミク、キョロちゃんズ など。ギタリストとしてPAN PACIFIC PLAYAに所属。

坪井卓
クリエイティブディレクター/コピーライター。主な仕事に、ソーシャルキングダム、Zoff、暴君ハバネロハズレキャンペーンなど。

日野貴行
クリエイティブディレクター/インタラクティブクリエイティブディレクター。主な仕事に、Google Puzzle、Google みらいサーチ、ロッテ ふかふかかふかのうた など。

本山敬一
クリエイティブディレクター/インタラクティブクリエイティブディレクター。主な仕事に、Google Chrome 初音ミク、Google Maps 8-bit、ソニー Cam With me など。

written by brain
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ