サントリー食品インターナショナルとサーモスは、3年間かけて共同開発したマイボトルドリンク「drop」を10月下旬に発売する。
節約志向やエコ志向を背景にマイボトルを持つ人が増えていることを背景に、国内のステンレス魔法びん市場は毎年伸長している。つくりたてや、自分でつくって飲むことを楽しむ消費者に向け、従来のインスタントのお茶やコーヒーだけではない新しい飲料を提供することで、新規需要の開拓を目指す。サントリー食品が濃縮飲料「dropポーション」を、サーモスが「drop専用マイボトル」を開発した。
8日の記者発表には、55媒体76人が参加。10日朝時点でテレビ1番組、新聞5媒体、ウェブ128媒体に露出するなど、まったく新しい飲料コンセプトが既に話題になっている。
両社は、発売予定の10月までの期間を「良質な体験期間」と位置付け、先行モニターなどを通じて幅広く体験を広げていく方針。既に開始している専用サイトでの500人のモニター募集には2日間で7500人の応募が集まっており、メールマガジン配信は8000人が登録している。今後は、東京ミッドタウンのオフィスワーカーへのモニターやブロガーへの体験会を計画しており、「ブランドサイトに情報・体験談を蓄積していくことで、10月の発売時には多くの体験談が購入を後押しする状態をつくりたい」(サントリー食品インターナショナル広報部)。
記者発表と同時に立ち上がった専用サイトの「JOURNAL」(現在は準備中)には、「100人いれば100のdrop」というコンセプトに基づき、「自分でつくるからおいしい」「おいしさ続く時間・空間」を軸としたリアルな声を蓄積していく方針。