9月25日より、とらや東京ミッドタウン店ギャラリーで、ねこと日本人の関わりをテーマにした企画展「甘いねこ展」が開催されている。甘える、怒る、丸まる、近づいたと思えば離れる――愛らしいだけではない、不可思議なねこの魅力に焦点を当て、日本人が表現してきたねこの姿、各地に古くから残るねこの郷土人形などを紹介する。
本展は、編集者や写真家、広告会社社員ら有志で運営する、ねこ×クリエイターをテーマにしたWebマガジン「ilove.cat(アイラブドットキャット)」との共催企画として実現。
本展でとらやは、猫の耳をういろうでかたどった和菓子、丸まった三毛猫をイメージしたきんとん、二毛猫の柄が煉羊羹と道明寺で表現された特製羊羹など、「ねこ」を題材にした3つの和菓子を数量限定で販売する。
とらやの約480年の歴史のなかで、ねこをモチーフにした和菓子がつくられたことはほぼ例がない。鶴や亀のように「吉祥」の意味合いを持つ動物でなかったことや、十二支に入っていなかったことが理由と考えられるという。
限定和菓子
外良製『すませば』(生菓子)
販売期間:2013年9月25日〜11月4日
白餡を外良製の生地で包み、紅で色づけをした。小さな音も聞き逃さないよう耳をすます、猫の姿がモチーフ。
特製羊羹(竹皮包)『にけ』
販売期間:2013年9月25日〜12月16日
「猫は 上のかぎりくろくて、腹いとしろき。」枕草子の一節に見える、黒と白の二毛柄の猫を、煉羊羹と道明寺で表した。
きんとん製『うたたね』(生菓子)
販売期間:2013年11月5日〜12月16日
ひだまりのなか、まるまってうたたねをする三毛猫を、白、茶、橙の三色のそぼろで表した。
「ilove.cat」は“クリエイターの愛猫”にフォーカスをあて、さまざまなクリエイターの人々の飼い猫や猫に対する想いを紹介する。猫グッズやキャラクターなどの猫関連情報も掲載するほか、企業とのタイアップや商品開発なども手がけており、今後もこうした形のコラボレーションを推進していくという。
甘いねこ展
場所:とらや東京ミッドタウン店内 ギャラリー
東京都港区赤坂 9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア地下1階
会期:2013年9月25日(水)〜12月16日(月)
時間:11:00~21:00(店舗営業時間と同じ)
無休(東京ミッドタウン休業日に準ずる)
協力:ilove.cat