ミキモトは12月5日から、特別展「真珠発明120年記念『ミキモトの広告にみる美の世界』展」を、東京・銀座の本展6階ミキモトホールで開催する。
本展示会は、同社の創業者・御木本幸吉氏が世界で初めて真珠の養殖に成功した1893年から、今年で120年を迎えることを記念して開催されるもの。
創業当初の明治時代から、戦前、1950~60年代の高度経済成長期、そして現在に至るまで、ミキモトが制作した広告や販促物の展示を通して、宝飾文化の普及・浸透に取り組んできた同社の歴史を振り返る。
会期は2014年1月13日まで。
『The Japan Times』(写真左:1906年、写真右:1907年)。
日本に宝飾文化が根付いていなかった創業当時は、外国人に向けて“MIKIMOTO”や“PEARL”を謳った広告を多く出し、真珠を日本の文化として世界に広めるための宣伝活動を展開した。
日本に宝飾文化が根付いていなかった創業当時は、外国人に向けて“MIKIMOTO”や“PEARL”を謳った広告を多く出し、真珠を日本の文化として世界に広めるための宣伝活動を展開した。
『婦人画報』(1969年、写真左)。ミキモトオリジナルカレンダー(1969年、写真右)。
高度成長期を迎えた1950~60年代は、多くの雑誌の発行とともに広告も幅広く展開され、ミモトの広告や販促物にも当時のトップクリエイターが手掛けたものが見られる。オリジナルカレンダーは、戦後復興期の商業デザインに数多くの業績を遺したアートディレクター・村越 襄氏が手掛けた。
高度成長期を迎えた1950~60年代は、多くの雑誌の発行とともに広告も幅広く展開され、ミモトの広告や販促物にも当時のトップクリエイターが手掛けたものが見られる。オリジナルカレンダーは、戦後復興期の商業デザインに数多くの業績を遺したアートディレクター・村越 襄氏が手掛けた。
120周年を記念した取り組みとしては他に、特設サイト「The Mikimoto Necklace Story」を公開中。
創業から現在までのミキモトの歴史を振り返るコンテンツや、クイズ「ネックレスマイスター検定」などを通して、同社ブランドの世界観や、パールネックレスの魅力を伝えている。