「アイデアを練る人」と「アイデアを彫る人」によるアートユニット、Nerholが新作を発表

11月22日から東京・原宿VACANT にて、Nerhol(ネルホル)個展「Scene to know」が開催される。 Nerholは、本年度JAGDA新人賞を受賞したグラフィックデザイナー 田中義久氏と現代美術のアーティスト 飯田竜太氏が2007年に結成したアートユニット。以後、“アイデアを練る人 ”(田中)と“アイデアを彫る人 ”(飯田)という両者の思考論を一つの作品に着地させる試みを続けている。

Scene to know
Scene to know : Daily 2013, 420 x 297 x 30mm 5:8 Parts ©Nerhol

今回の「Scene to know」は、Nerholの2人がここ1年VACANTに通い、そこに足を運ぶ人達を撮りためてきた作品群から約40点の作品で構成される。アーティストやVACANTに関係のある人、そこで働いている人や友人、一般の人たちなどが被写体となっている。特に今回は場所性を重視し、例えば本を買いに来た人には本棚の前に立ってもらい、背景を含ませて撮影している。

「人を有機体と捉え、外部から空間へ入る瞬間の変化やそのあとの状況を含ませることで、何らかの歴史が空間へと内包されていく。そんな状況を記録したいと思いました」(Nerhol)。

12月5日には、保坂健二朗氏(東京国立近代美術館主任研究員) 、石田尚志氏(画家/映像作家、多摩美術大学准教授) 、 菊竹寛氏(タカ・イシイギャラリー)とNerholの二人を迎え、トークショーも開催される(VACANTサイトより要予約)。

会期:11月22日~12月6日
会場:VACANT 2F (東京・原宿)>詳細ページ
12時~20 時(月曜定休)※最終日は18時まで
オープニング・レセプション:11月22日18時~21時

Scene to know
Scene to know 2013, 420 x 297 x 30mm ©Nerhol

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