愛媛県松山市の「道後温泉」で、荒木経惟、草間彌生、谷川俊太郎ら著名アーティストによるアートフェスティバル「道後オンセナート2014(DOGO ONSENART 2014)」が開催される。
来年、道後温泉本館が改築120周年を迎えることを記念して行われるもので、12月24日からは、草間彌生やファッションデザイナー「minä perhonen(ミナ ペルホネン)」の皆川明などの作品を公開。グランドオープンは来年4月10日で、期間は来年12月31日まで。
会期中、道後一帯でアート作品の展示やインスタレーション、グッズ販売などさまざまなイベントが実施される。10の旅館・ホテルでは、それぞれ各1室が著名アーティストらの“泊まれるアート作品群”となる「Hotel Horizontal(ホテル ホリゾンタル)」として展開。
「道後オンセナート2014」の公式ユニフォームは、メンズブランド「MITSUSHI YANAIHARA(ミツシ ヤナイハラ)」のデザイナーで、愛媛県出身の矢内原充志が担当。写真は10月に行われたキックオフシンポジウム「うぶ湯 SIMPOSIUM」の様子。
グランドオープン時には、クリエイター集団「ライゾマティクス」と、“霧の彫刻”など霧を用いた作品で知られるアーティスト中谷芙二子が、道後温泉本館の外観を一変させる試みをアート作品として表現。また、パフォーマンス作品として催すアートパレードや、観光客などの参加を目的としたワークショップなど体験型のプログラムも展開される。
来月12月24日には、プレオープニングイベントとして、市民参加型の光のパレード「GINGA」を実施。300人を超える一般市民が光のともった風船を持ち、幻想的な雰囲気を演出する。