ACのCMが学校用教材に――2013年度全国キャンペーン「イイトコメガネ」の新展開

ACジャパンは12月、2013年度全国キャンペーン「イイトコメガネ」を題材とした学校用教材の無料配布を開始した。

「イイトコメガネ」のテーマは、「思いやり」「助け合い」。子どもたちに、人のいいところを見る習慣を持ってほしいとの思いで企画されたもので、今年7月からテレビCMのほか、ラジオ、新聞、雑誌と複数メディアで展開してきた。テレビCMでは、手をメガネの形にして目元にあてた男の子が、友だちの「イイトコロ」を次々と発見していく様子を描いている。

教材は、総合学習の時間などに、子どもたちが友だちの「イイトコロ」を見つけて、互いに発表することができる構成となっている。教材は、ACの公式サイトから自由にダウンロードすることができる。

学校用教材。自分や友だちの「イイトコロ」を見直し、書き出すことができる。

友だちの「イイトコロ」を書いて互いに交換できるシート。

CM楽曲「イイトコメガネのうた」の楽譜も付属されている。

 

<CM動画>はこちら。

♪~ ぼくはもってるイイトコメガネ♪

男の子 「人のいいところが見えるのだ!」
    
    イイトコメガネ♪

男の子 「ゆうくんのあいさつは元気いっぱいだ!」

    イイトコメガネ♪

男の子 「のりちゃんは、一人でいる子に
     よく声をかけてる!」

「しんちゃんは面白いことを言って
     みんなを笑顔にしてる!」
    
    イイトコメガネ♪

男の子 「ちかちゃんはなんでも、いっしょうけんめいだ!」

    「みんなイイトコいっぱい!」

男の子 「イイトコメガネは、みんなの心の中にあるよ!」

    「パパのイイトコは…」

ナレーション 「ACジャパン」

キャンペーン全体の企画を手がけた大広とACの担当者は、当初から広告以外の展開についても検討を進めてきた。

実際のメガネや、スマートフォン向けアプリなどさまざまなアイデアが出た中で、子ども向けのコミュニケーションであることから、今回の教材の制作が決まった。まずACの大阪事務局に提案し、ダウンロードの仕組みなどを一つひとつ説明しながら、本部の合意を得ていったという。

総合学習の授業内容に頭を悩ませている教員が少なくないという教育現場の声も参考にした。クリエイティブディレクターを務めた大広 大阪本社・中川真仁氏は、「CMを気に入った先生の中には、ボール紙で『イイトコメガネ』を作って授業に使っている人もいると聞いた。『広告から生まれた教材コンテンツデータの配布』という新しいコミュニケーションが、教員向けのソリューションにもなったように思う」と話した。

<CMスタッフリスト>

企画制作
大広+EXPRESS
SCD
生駒達也
CD
中川真仁
企画+C
中牟田佳苗
エージェンシープロデューサー
山中貴裕(現うたみな)
PR
高谷厚代
PM
吉田崇泰
演出
月田 茂
撮影
穐山茂樹
照明
新井朱句世
美術
AKI
CG制作
川森純一
ST
ナベトモ
HM
小掠美和
CAS
新江佳子
編集
高沢智也
MA
平井泰三、大西洋
音楽プロデューサー
山下雄太
作曲・編曲
川嶋可能
歌手・演奏
YUPPA

<教材スタッフリスト>

CD+企画
中川真仁
企画+C
中牟田佳苗
デザイン
浦川由紀
イラスト
風間由衣
ECD:エグゼクティブクリエイティブディレクター/CD:クリエイティブディレクター/AD:アートディレクター/企画:プランナー/C:コピーライター/D:デザイナー/演出:ディレクター/TD:テクニカルディレクター/FLASH:flash制作/ME:マークアップ・エンジニア/PGR:プログラマー/EPR:エグゼクティブプロデューサー/PR:プロデューサー/PM:プロダクションマネージャー/AP:アカウントプランナー/MA:録音/ST:スタイリスト/HM:ヘアメイク/CRD:コーディネーター/I:イラストレーター/CAS:キャスティング/AE:アカウントエグゼクティブ(営業)/NA:ナレーター

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ