昭文社は1月31日、訪日観光客向け街歩きアプリ「MAPPLE−LINK」をバージョンアップ。ぐるなびクーポンとの連携を開始したほか、自治体や企業とのタイアップコンテンツを掲載する専用項目を追加した。今後は、訪日観光客向けにプロモーションや告知を行いたい企業・自治体などに対する提案を強化していく。
同アプリは、日本各地の観光情報と地図がセットになっており、コンテンツを一度ダウンロードすればGPS通信のみで利用できる点が特徴。また、日本のホテルやツアーの予約を行うこともできるため、日本旅行の計画から旅先での現地周遊まで活用できる。現在は、台湾および英語圏からの旅行者向けコンテンツを用意している。
今回のバージョンアップでは、新たに「クーポン」と「通訳・翻訳」のサービスを追加。「クーポン」では、ぐるなびが提供する訪日観光客向けのクーポンサービス「ぐるなび外国語版」と連携し、多言語に対応したクーポンを日本の飲食店などで使えるようにした。
また、昭文社とアシストオールが共同開発した海外旅行客向け通訳・翻訳アプリ「SmartTrip」とも連携したことで、音声による自動翻訳とコールセンターによる通訳サービスを利用できる。
そのほか、台湾からの観光客に向け、中国語繁体字版観光ガイドコンテンツ「札幌」「東京」「京都」の有料販売(150台湾ドル)も開始。観光情報や地図だけでなく、日本国内での移動に役立つアクセス情報なども収録している。第2弾として「大阪」「沖縄」の販売も予定している。
今回、同時にアプリのインターフェースも改良。観光ガイドコンテンツのダウンロードページは「有料版」「お試し無料版」に加え、タイアップコンテンツの「スペシャル版」に分類した。